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『プログレソ(メキシコ)寄港 -チチェンイッツァ遺跡-』
10月30日(金)

- オセアニック号はメキシコ・プログレソ港に寄港しました。美しい民族衣装に身を包んだダンサーの皆さんが、入港を迎えてくれました。それにしても本当にキレイ…。メキシコ女性の美しい笑顔に一瞬にしてトリコになってしまった方も多いのではないでしょうか。

- 港から向かったのは、バスで2時間ほどの場所にあるチチェンイッツァ遺跡です。バスを降り、遺跡へと向かう道すがら見つけたのは、ご覧のようなドクロをあしらったお土産物。何でも、数日後に「死者の祭り」という大きなお祭りがあるんだそう。トコロ変わればドクロも変わる。カラフルで、顔つきもちょっとユーモラスですよね。

- 遺跡内の建物の壁には、緻密な彫刻が施されていました。ひとつひとつ、当時の人々の手で掘られた彫刻。この時代を生きた人々の想いが伝わってくるかのようです。

- そして、チチェンイッツァ遺跡遺跡で最も有名なピラミッドへ。優れた天文学を有していたマヤの人々、このピラミッドも緻密な暦の計算から成っています。中でも有名なのが、春分・秋分の日の夕暮れには、ピラミッドの真西から光が当たり、蛇の姿が影となって現れるというもの。ちなみにこのピラミッド、少し前までは誰もが上れるものだったのですが、安全のため、と最近は禁止となったそう。ちょっと残念…。

- こちらは天文台の遺跡。マヤの人々はここから、長い時間、天体を観察し、コンピュータも天体望遠鏡もない時代に、現在のものと変わらない精度で暦を計算していたそう。これらを農業や政治に活かしていたというのですから、ただただ驚くばかり。

- 遺跡のそばにはたくさんのお土産物屋さんの姿も。カラフルな布細工を売っていたこちらの女性が口にしているのは、小さな笛。カメラを向けると、はにかみながら、笛を吹いてみせてくれました。

- 遺跡にはこんな可愛らしい「観光客」も。…いや、この見事なポージングは「お客」ではないですね。この偉大な遺跡の一部と言うべきでしょうか。何とも凛々しいです。

- 昼食のレストランにて。入り口では、艶やかな民族衣装の皆さんが迎えてくれます。衣装も花飾りも本当にキレイ。女性陣からは「この衣装、どこかで買いたいな」「髪飾りの作り方が知りたい」なんて声も。そして、こちらの皆さんもやっぱり笑顔がステキです。

- 最後は、レストラン内のお土産物屋さんのおばあちゃん。ここでも「死者の祭り」への準備が始まっています。何気なく「死者の祭り」に行くのか聞いたところ、「私にはお金がないから、そんなに遠くへ行くことはできないの」というお返事。「この先もずっとここにいると思うわ。ここでアナタに出会えるんだから」そんな言葉に、改めて旅する意味を教わったよう。素晴らしい遺跡と、美しい笑顔と、そしてたくさんの小さな出会いに彩られたメキシコ寄港となりました。
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