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『チビタベッキア(イタリア)寄港 -ローマ-』
10月12日(月)
イタリア寄港3日は、首都ローマをめぐります。まず訪れたのはバチカンのサンピエトロ寺院。何でも、朝早めに行かないと長い行列が出来てしまい入場までに時間がかかってしまうことがあるそう。この、ぐるりと円柱が並ぶ有名な景色に出会えただけで、感動を覚えてしまいます。
昨日、日曜恒例の祈りの場が行われていたこともあり、広場には信者が使用するたくさんのパイプ椅子が置かれていました。
寺院の内部へ。壁や天井には、聖人や聖書の一節を描いた壮麗なモザイクが施されており、その精巧さに目を奪われます。また、注目したいのは寺院への光の取り入れ方。特別な照明が施されているわけでもないのに比較的明るいのは、採光や光の反射にも工夫がなされているのではないでしょうか。
バチカンを後にし、向かったのはローマ遺跡の象徴ともいえる存在、コロッセオです。これほど大きな建造物が、普通に街の風景の一部となっていることを思うと、この街がどんな風に歴史とつきあってきたのかがよくわかります。
コロッセオ内部にもたくさんの人が。古代ローマ時代に、この場所に人々が集まっていたんですね。ここで当時の人々が見た景色、そして現在のローマとコロッセオ、何とも不思議な気分になります。
こちらは、コロッセオのそばにある凱旋門。ローマ市内にはこうした凱旋門がいくつか点在しています。また、各地に残るローマ遺跡にも、同様の凱旋門があり、それぞれの時代の生うの名などが刻まれているそう。当時のローマ帝国の強大さを感じずにはいられません。
こちらも有名な観光ポイント、トレビの泉です。泉にコインを1枚投げれば、いつかまたローマに戻ってくることが出来る。2枚投げると素敵な人に巡り会う。そして3枚投げると別れてしまう……そんなエピソードで知られる場所。たくさんの観光客やカップルが、コインを投げ入れていましたが、3枚投げた人もいるんでしょうか。そう思うとちょっと怖くなりませんか?
映画『ローマの休日』で知られるスペイン広場。ここで、ヘップバーンがジェラートを食べるシーンはあまりにも有名です。ちなみに現在はここでジェラートを食べるのは禁止されているそう。確かに、観光客がたいへん多いことを思うと、禁止にでもしないとタイヘンなことになりそうな予感が…。
広場の上から見下ろすローマの街並み。広場の上には、観光客の似顔絵を描く人、ローマの風景などを描いた絵を売る人、花を売る人などの姿も。こうした、アマチュア画家の絵を、お土産に購入された方もいたよう。絵ハガキとは一風異なる、楽しいお土産ですよね。
またこの街に戻ってきたいから、トレビの泉にコインを投げておこう――そんな風に感じた方も多かったよう。ポンペイ、カプリ島、ナポリ、そしてローマとイタリアの無限の魅力のトリコになる、そんな3日間となりました。