Life Onboard

『平和を作る人々 -紛争予防への挑戦-』
9月3日(木)/ブロードウェイショールーム
「紛争を予防する」ことを目的に、国連・アナン前事務総長の呼びかけで始まった国際NGOネットワーク「GPPAC(Global Partnership for the Prevention of Armed Conflict)」。世界15の地域に分かれ、それぞれの地域で抱える諸問題への取り組みや、15地域の代表者らによる会議などを重ね、これまで様々な成果をあげています。今クルーズには、このGPPACに参加するNGO代表らが参加。GPPACが大きなテーマの一つとしている「認識向上プログラム」に関する会議やワークショップなどをピースボート洋上で行います。今日の企画はその1回目となるもの。既存の大手メディアや、地域ネットワーク、市民メディアを活かし、紛争予防の活動をどのように広めていくか、それぞれの取り組みについてお話しいただきました。一口に「GPPACメンバー」と言っても、国籍はオランダ、カナダ、グルジア、スリランカ、スペイン、カザフスタン、アルゼンチン、フィジー、セルビア、キルギス、フィリピン、そして日本と本当に様々。船は、異なる歴史背景、異なる文化を持つ人々が意見を交わし合う貴重な場となっています。
『日本の裁判はどうなってるの?』
鎌田慧さん(ルポライター) 9月3日(木)/ブロードウェイショールーム
自動車工場や原子力発電所のルポなどで知られる、水先案内人・鎌田慧さんによる講座。今回のテーマは「日本の裁判」です。鎌田さんは、「狭山事件」や「袴田事件」の判例から、司法の問題点を指摘。また、今年5月から始まった裁判員制度にも触れ「裁判の民主化がようやく始まった」「3年後の制度改定の際には、裁判員への罰金制度などをはじめ、負担を軽減する必要がある」などと語りました。裁判員制度の開始が、メディアでも大きく取り上げられたこともあり、講座への注目度も高かったよう。多くの参加者が会場に足を運びました。
『エディング・ハンガーゲーム』
冨田沓子さん(「ハンガー・フリー・ワールド」アドボカシー担当)
9月3日(木)/フリースペース
水先案内人・冨田沓子さんによる今回のワークショップは「エディング・ハンガーゲーム」です。ゲームのゴールは、世界の飢餓をなくし、子どもたちの命を救い、全ての人が教育の機会を得られるようにし、戦争をなくすこと。参加者はいくつかのチームに分かれ、実際の世界同様、経済力のあるチーム、飢餓に苦しんでいるチーム、紛争が続いているチーム…といった「現状」が与えられます。そして各チーム、ゴールめざして他のチームに対して様々なアプローチ(外交)を行うのがゲームのルール。ゲーム開始時は、ぎこちない「外交政策」でしたが、だんだんとコツが見えてきたよう。結果、今回は戦争を放棄することには成功しました。「自分たちの問題を解決すれば、他のチームのために援助できるようになる。これがこのゲームのコツなんです」という冨田さんの言葉に、参加者は大きくうなづいていました。
『GET OPEN HOUSE』
GET(Global English/Espanol Training) 9月3日(木)/スターライトラウンジ
洋上語学プログラム・GETの企画も日々、充実してきました。こちらは、有料プログラム受講生に向けて行われた企画。まずは「英語を楽しむ」ことから始めようと、受講生の皆さんはいくつかのチームに分かれ、先生たちと一緒に紙を使った帽子作りなどを行います。作業の相談はもちろん英語で!参加者のひとり木村有美さん(22)は、「まわりが(英語の)しゃべれる人ばかりで最初は緊張したけど、むしろ周りの空気に飲まれて、たくさん話せて良かったです。楽しかった!」と笑顔で話してくれました。
『DJやりたい人集まれ』
自主企画:ニックスさん 9月3日(木)/フリースペース
フリースペースの一角には、この企画のためにDJブースが出現。参加者のほとんどはDJ初体験というなか、スタッフの板垣綾子を「講師」にCDJの基本操作から企画は始まりました。曲と曲のテンポをあわせて、タイミングを見て、音をつないでいく操作に企画の初めは皆さん四苦八苦していたよう。それでも、コツがつかめてきたのか、上手くつながると大きな拍手があがります。参加者は今日の練習を経て、明日の洋上イベントでDJデビューの予定です。