Life Onboard

『アカプルコ(メキシコ)寄港 メキシコプロレス観戦』
7月19日(日)
メキシコを語る上で、絶対に欠かせないのが大衆プロレス「ルチャ・リブレ」。メキシコ市民の娯楽として、絶大な人気を誇ります。今日行われるのは、ピースボート寄港のために準備されたスペシャルマッチ。チケットにもしっかり「PEACE BOAT」の文字が入っています。
この興業を主催してくれたのは、メキシコ初の日本人ルチャドール、ウルティモ・ドラゴン率いる「闘龍門」の皆さん。目の前で繰り広げられる迫力ある技の数々に、会場のボルテージも徐々にあがっていきます。
いよいよ試合はメインマッチへ。先日、船内で行われたリングアナウンサー選手権で見事なアナウンスを披露した、斎藤純さんがリングにあがり選手をコール。
登場したのは闘龍門校長であり、ルチャ・リブレ界のスーパースター、ウルティモ・ドラゴン!!プロレスファンには当然のごとく、その名を知られた有名レスラーですが、ファンでなくとも、その堂々たる姿からスターであることは十分伝わってきます。
相手に対して、巧みに体躯を入れ替えながら投げ技を繰り出す、華麗な技に会場からは大歓声が。
最後は得意の延髄蹴りからのスリーカウントで、見事、ウルティモ・ドラゴンの勝利。
試合後のマイクパフォーマンスでは、これまでのクルーズに水先案内人として乗船した際の思い出話も披露。また、今日の試合も昼間にメキシコシティで試合を終えてすぐ、アカプルコに来てくれたそう。「ピースボートの大事な試合だから」というウルティモ・ドラゴンの言葉に、胸を熱くした参加者も多かったよう。
興業終了後、ウルティモ・ドラゴンの前には握手を求める参加者の長い列が。そんな多くの参加者に、笑顔で応じてくれるウルティモ・ドラゴンが、闘龍門が好きになった、プロレスの面白さを発見した、という参加者も。一晩で、ピースボート参加者のココロをがっちりとつかんだ、ウルティモ・ドラゴン。さすがです。
最後はアカプルコ出港時の1枚から。ピースボートの出港と共に、それを見送る数十発の花火があがり、デッキからは大歓声が。闘龍門の素晴らしいパフォーマンスに、そしてこの美しい花火に――素晴らしい思い出をくれたメキシコを離れ、船は次港をめざします。