Life Onboard

『ストックホルム(スウェーデン)寄港』
6月5日(金)
地球一周の船旅は、ストックホルム(スウェーデン)へ。ここでは、沖合にオセアニック号を停泊し「テンダーボート」と呼ばれる小船に移って上陸します。初めてのテンダーボート。ちょっとワクワクします。
ここでは交流プログラム「スウェーデンに学ぶエコ・ライフスタイル」へ。このプログラムには、水先案内人の高見幸子さん、枝廣淳子さんも同行します。移動の車内では、ストックホルムに暮らす高見さんから、この街や環境への取り組みについてお話しいただきました。
環境NGO「MAX(マックス)」のオフィスを訪問。その活動内容についてレクチャーしていただきました。スウェーデンでは、ファストフード店のメニューに、「商品を作る際に排出されるCO2」も金額に並んで記載されています。こうした、身近な生活から環境について考えようという取り組みは、日本でも応用できそう。
MAXのオフィスからトラム(市内電車)で移動した先は、世界でも珍しい首都内にある国立公園。街中にこんなに緑美しい公園を保っていることからも、この国の環境政策がうかがえます。
次の移動手段は「エタノールバス」。バイオエタノールは、温室効果ガスを発生させない再生可能な燃料。また、廃材などを原料に作られるため石油の代替燃料として注目されています。ストックホルム市内を走るバスは、すべてこのエタノールバス。すばらしい徹底ぶりです。
ストックホルム市内の景色。あいにくの空模様なのがちょっと残念ですが、カラフルな可愛らしい家並みに思わず見とれてしまいます。「北欧のベニス」と呼ばれるのもうなづけます。
こちらはエコビレッジ。ここから排出されるあらゆる廃棄物は、徹底してリサイクル、リユースが行われるようになっています。その機能だけでなく、緑美しい環境もぜひ注目したいところ。街の中心部からほど近い場所ながら、緑溢れる環境があることは、日本も学びたいところ。
こちらはストックホルム中心部。ハチミツ色の建物が並ぶ旧市街は、歩いているだけでも楽しいもの。街中で、自転車姿をよく見かけることもこの街の特長と言えるのかもしれません。
最後は、船に戻るテンダーボートから見る本船・オセアニック号。船の姿を見るとなんだか、懐かしいようなホッとした気分になるのも、船旅ならではの感覚なのかもしれませんね。