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『プンタアレナス(チリ)寄港』
3月13日(金)
モナリザ号はプンタアレナス(チリ)に寄港。ここでは、プンタアレナスを拠点に、パタゴニアの自然保護活動を続けるNGO「OMORA(オモラ)」を訪問しました。OMORAの皆さんと訪れた、森林保護区では、やわらかな自然が広がっていました。
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天気はあいにくの雨と強い風。それでも、ひとたび森に入ると、地元では「レンガ」と呼ばれる木々が雨と風を遮ってくれます。たったそれだけのことでも、森が私たちを守ってくれるように感じるから不思議です。
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この森のもう一つの魅力は、ご覧のような美しい苔。こうした苔は、雨によって土が流れ出てしまうのを防いでいるそう。土が水を保ち、苔が土を守り、その大地から伸びる木々が森と、私たち人間を守る――そんな自然なサイクルがここにはあるとOMORAの皆さんは話していました。
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美しい自然に恵まれたプンタアレナスですが、最近は多国籍企業の進出が相次ぎ、開発の波にさらされているといいます。写真のようなユニークな苔と共生する、そんなビジネスモデルが求められていることを強く感じる時間に。
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こちらも苔の写真。森の説明を聞きながら歩いているだけで、こうした苔が何とも愛おしい存在に見えてきて…。デジカメの中身はすっかり「苔・写真館」に。
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最後の写真は、プンタアレナス市内から。写真は、アルマス広場中央に立つマゼラン像です。大砲に足をかけたマゼランの足元には、マゼランの「発見」により侵略され、滅亡に追いやられた先住民族・アラカルフ族の姿が刻まれています。その足に触れると無事に航海できるという、何とも皮肉な言い伝えがあるそう。
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