▼ダナンの若者と大交流▼
 今クルーズではじめての「海外」寄港地、ベトナム・ダナン。気温もさることながら、それ以上にアツかったのが、ダナンの人たち!
  毎年大人気の交流プログラム「ダナンの若者と大交流」では、フェスティバルやキャンプファイヤーなどを中心に、1日中踊ったり歌ったり笑ったり。とっても忙しく、だけど「観光旅行」では味わえないベトナムの醍醐味を味わった2日間だった。
 船から降りると、すぐにこの2日間の「パートナー」が見つかる。一緒にバスに乗ってまずはフェスティバル会場へ。お互い英語も片言だけど、身振り手振りのボディランゲージを使ってすぐにうちとけていた。
 フェスティバル会場では、さっそく「チーム制対抗戦」が始まった。独特の競技がある中、いちばんの変わり種はこの「チーム対抗米炊き競争」。これは、ベトナムの青年に教わりながら、見よう見まねで「脱穀作業」をしているところだ。
  力を入れなければ籾殻はむけない。しかし、力を入れすぎては米までつぶれてしまう。想像以上に難しい作業に悪戦苦闘。
 そうこうしているうちに、フェスティバルが始まった。特設ステージでは、ベトナムの青年たちから、そしてピースボートからの歌やダンスなどが披露される。なかでも、このクルーズの出航曲である『島人ぬ宝』の歌や『よさこい』のふたつが人気絶大。会場のあちこちで、即席『よさこい教室』ができていた。
 フェスティバルのあと、その熱気も冷めやらぬままビーチに場所を移してキャンプファイヤー。大きく燃え上がる炎を囲みながら、また歌や踊りが繰り広げられる。パートナーと一晩中語り合った人も多いのでは?
 2日目はパートナーとダナン市内を自転車やバイクで自由行動。騒々しいクラクション音も何のその、活気あふれる街で、パートナー行きつけのお店でお茶をしたり、買い物をしたり──まさにあっという間の2日間。
  船まで見送りに来てくれたパートナーと、お互いの住所やメールアドレスの交換をした。「またきっと来るからね」という言葉があちこちから聞こえていた。
(新倉明、前田祐佳)
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