福島子どもプロジェクト 2013年春休みinオーストラリア
東日本大震災と原発災害は、福島の人々の日常に大きな影響を与えました。「放射能への不安から、屋外で十分に遊べない」「仮設校舎や仮設住宅の生活で、集中して勉強ができない」など、事故から2年近くが経過したいまも、特に子どもたちを取り巻く環境は厳しいままです。

ピースボートが震災後に立ち上げた「福島子どもプロジェクト」では、福島の子どもたちに"夢と健康"を届けようと活動してきました。2013年の春休みは、南相馬市の中学生を対象に、オーストラリア・メルボルンでのホームステイと環境教育のプログラムを実施します。

中学生という多感な時期に、独特で豊かな自然が残るオーストラリアでの日々が、参加する一人ひとりにとって大きな経験になることはもちろん、福島や日本の持続可能な未来を考える貴重な出会いと学びを持ち帰ってくれるでしょう。皆様のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
福島子どもプロジェクト・支援ブログ
2013年春休み
ホームステイ&環境教育体験プログラム in オーストラリア
・目的
【自然の素晴らしさを体験する】
 豊かな自然に恵まれたオーストラリアで、その素晴らしさを体験する。
 心と身体のケアをするとともに、未来にその環境を引き継ぐことの大切さを感じる。

【海外に友達をつくる。語学を学ぶ】
 現地の学校訪問やホームステイを通じて、異文化に触れ、英語を学び、海外に友達をつくる。
 視点や考え方を知り、これからの福島の復興、日本の再生に向けたグローバルで創造的な発想力を身につける。

【持続可能な暮らしを考える】
 メルボルンで、地元のNGOや専門家から持続可能な暮らしについて学ぶ。
 ウランを採掘する過程で被曝された先住民アボリジニの人々とも出会い、自然や健康とエネルギーの関係について考える。

【感謝を伝える。福島の経験を共有する】
 東日本大震災後、日本がオーストラリアから受けた多くの支援に対するひとつの恩返しとして、日本の経験を伝え、世界の教訓にしてもらう。
・対象
福島県南相馬市の中学生12名
・概要と旅程
3月23日 南相馬を出発
成田(または羽田)空港から空路オーストラリア・メルボルンへ
3月24日 オーストラリア・メルボルン到着、ホストファミリーと出会う
3月24日

3月31日
・オージーの家庭にホームステイ
・英語コミュニケーションワークショップ
・オーストラリアの中・高校生との交流
・自然体験、アウトドア・スポーツ
・エネルギーや持続可能な暮らしの体験型学習
・動物園でオーストラリアの動物と出会う
・日本・福島の文化紹介 などを予定
3月31日 オーストラリア・メルボルンから空路日本へ
4月1日 東京・成田(または羽田)空港到着、南相馬に帰着
・協力団体
・呼びかけ人
加藤登紀子(歌手)、鎌田實(医師、作家)
香山リカ(精神科医)、田中優(環境活動家)、田部井淳子(登山家)
・ご支援のお願い
このプロジェクトを実現させるための募金の呼びかけを行っています。目標金額は200万円です。皆様のご支援をお願いいたします。
振り込み先:

▼郵便振替口座:00120-9-488841 (※下6桁は右ツメ)
  加入者名:社)ピースボート災害ボランティアセンター
  ※通信欄に「フクシマ」とご記入ください
▼ゆうちょ銀行:ゼロイチキュウ店(019店)当座0488841
  名義:社)ピースボート災害ボランティアセンター
 ※振込依頼人名の前に「フクシマ」とご入力ください
※「福島子どもプロジェクト」は、NGOピースボートと一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターが共同で実施しています。


お問い合わせは...
ピースボート福島子どもプロジェクト・担当:市塚
(Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/ウェブサイトからのお問い合せはこちら)