ピースボートが翻訳を手がける新書シリーズ「モノから見える世界の現実」の第2弾が合同出版より出版されました。
自動小銃「カラシニコフ」通称「AK」。単純な構造や簡単な操作性、そして安価なことから、カラシニコフは紛争地を中心に世界中に広がりました。今では、7000万から1億丁が存在し、カラシニコフにより毎年50万人もの命が奪われていると言われます。そんなカラシニコフの実態と、改善に向けた具体的な取り組みを紹介しています。
『大量破壊兵器、カラシニコフを世界からなくす方法』
著:ギデオン・バロウズ
訳:小野寺愛(ピースボート)
解説:鬼丸昌也
(特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス理事長)
推薦帯:辻信一
(環境運動家、明治学院大学教授、文化人類学者)
出版:合同出版/四六版変型119ページ
定価:1155円(本体価格1100円)
ISBN:978-4-7726-0439-0
◆シリーズ「モノから見える世界の現実」とは?
小さな「モノ」が、どれほど世界に影響を与えているのか。モノをとおして世界で起きている現実やその背景をわかりやすく、ユニークな切り口から伝える親書シリーズです。第1巻「大量破壊兵器、カラシニコフを世界からなくす方法」の翻訳は、「ピースボート子どもの家」コーディネーターとして活動する小野寺愛が担当しました。世界で起きているさまざまな問題を1つのモノという切り口から紹介していますが、いずれもピースボートとして日本の人々に幅広く知っていただきたいと考えるモノです。身近にあるモノを通して、私たちと世界のつながりを考えるきっかけを提供していきたいと考えています。
◆シリーズ関連書
vol.1「ダイヤモンドはほんとうに美しいのか?」(既刊)
多くの貧しい人や、子どもたちによって採掘された「ダイヤモンド」。違法な取り引き。光り輝くダイヤモンドにはこんな世界の現実が隠されています。
vol.3「蚊は人類を滅ぼすか?」(近刊予定)
私たちは、蚊が媒介とする感染症と今まで闘ってきました。マラリアと貧困問題を提起し、さらに地球温暖化が蚊の生息地域の広がりをもたらします。感染症はどうなっていくのでしょうか? |