ピースボートでは、今年4月16日から7月25日の「第69回ピースボート」(横浜発着)において、地球を一周して原爆の証言を行う被爆者10人、および共に活動するパートナー若干名を募集しています。
ピースボートは、2008年より2回にわたり「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」を実施し、計113名のヒバクシャと計28ヵ国29港を訪問し、証言活動を展開してきました。寄港各地において大きな反響をえ、広島・長崎市長らが取り組む「平和市長会議」の拡大に貢献するなど、さまざまな成果を上げてきました。今回は、それらの成果を踏まえた第3回目になります。
オバマ米大統領が昨年「核なき世界」を掲げて以来、核廃絶に向けた機運が世界的に高まっています。鳩山政権は、核廃絶に向け「世界の先頭に立つ」と公約しました。今年5月には、核不拡散条約(NPT)再検討会議がニューヨーク国連本部で開かれます。
このような歴史的に好機に、核兵器の被害を直接体験した市民が世界に向けて語ることがこれまでに増して重要になっています。原爆投下から65年目を向かえ、残された時間はますます限られています。ヒバクシャが直接世界の人々に語りかけることで、「核なき世界」への思いを同じくする人々の連帯をつくり、行動につなげることができます。
今回は、ロシア、フランス、中国という核保有3カ国を訪れます。さらに、ノルウェー、アイルランド、メキシコといった、軍縮や平和の分野で実績のある多くの国々を訪問します。これらの国々から学生、教育者、市長、外交官、政治家らを招き、交流と対話を深めます。NPT再検討会議には代表団を派遣し、会議の結果を踏まえた行動を世界で展開します。
ヒバクシャとともに地球を一周するパートナーとしては、ブログや映像を通じて世界に発信したり、船内でヒバクシャと若者の企画づくりに携わるといった活動に意欲のある方を若干名募集しています。
応募締切は2010年2月3日(水)(必着)です。
要項など詳細はこちら→ヒバクシャ地球一周 証言の航海 |