ピースボートは、8月27日に横浜港を出航した第67回「ピースボート地球一周の船旅」において、キューバに野球用品を届けます。
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出航前のオセアニック号に駆けつけてくれた(左から)長田昌浩選手と土井健大選手、SHEILAさん、キューバ大使館の臨時代理大使アンドレス・バジェステルさん。キューバに届ける物資とともに。 |
世界でも広く知られているように、キューバは野球大国です。これまで行われてきたほとんどの野球の世界大会で優勝もしくは準優勝するなど、そのレベルの高さはアマチュア最強軍団と呼ばれてきました。
しかし、経済封鎖などの影響で苦しい状態が続いているキューバでは、新しい野球用品を手に入れることが出来ません。少年野球の子ども達はもちろん、国の代表レベルの選手達まで、新しい用具を買えずに、古い、時には壊れたものを使い続けている現状です。
記憶に新しい2009年の第二回WBC(ワールドベースボールクラシック)でも、キューバの選手は革紐の切れたグローブを使用していました。そのため、キューバと同じく野球を愛する日本の市民からの支援物資として、野球用品を届けることになりました。
なお、今回キューバに届ける野球用品は、プロ野球チーム、オリックス・バッファローズの長田昌浩選手と土井健大選手、そしてスポーツキャスターのSHEILA(シェイラ)さんらの呼びかけによって集まったもの。
ボール240個、バット92本、アンダーシャツ158枚、シューズ22足、グローブ16個など、たくさんの野球用品が集まりました。
これらの野球用品は、キューバで受け入れ団体のICAP(キューバ国際友好協会)を通じて配られます。今回の支援を通して、日本とキューバのスポーツを通じた市民同士の交流がいっそう深まるものと考えています。また、ピースボートは今後も野球用品の支援を続けていく予定です。
キューバ(ハバナ)への寄港は2009年10月28日を予定しています。 |