「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」での
ヒバクシャ証言にピースボートが協力

 2009年2月14日・15日の両日、ワシントンにて開催された「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」の第2回会合。この中で行われた、広島・長崎の原爆被害者による証言に、ピースボートの川崎哲がコーディネーターとして同席した。

 「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」は、日本とオーストラリア両政府の主導で始まったもので、委員は世界各国の政治・軍事の専門家ら15名。日本の川口順子元外相および、オーストラリアのギャレス・エバンズ元外相が共同議長を務め、2009年末に核兵器廃絶に向けた国際社会への提言を作成することを目的としている。

 ピースボートの川崎哲は、この委員会共同議長に対するNGOアドバイザーに就任。今回の被爆証言のコーディネートを担った。今回の被爆者証言は、ピースボートなど日本のNGOが委員会に要請し、カンパを募って実現したものだ。

 被爆者による約1時間にわたる発言は、委員らに深い印象を与え、会合終了時の記者会見ではエバンズ議長がこの発言に触れ「心を動かされた。核兵器の問題を語る際、常に人間性の観点を忘れてはならない」と述べるなど、大きな成果を生んだ。

 この被爆者による証言のセッションは、NHKニュースや朝日新聞はじめ、日本国内でも大きく報道されている。

 ICNNDは、オバマ米政権に核政策の見直しを求めるなど、進展が期待されている。

 なお、3月2日には、東京・渋谷にてICNNDの現状と市民の課題について、ピースボートの川崎哲と、オーストラリア側のNGOアドバイザー、ティルマン・ラフ氏によるセミナーを開催する。詳しくは、ピースボートまたは「ICNND日本NGO連絡会事務局」まで問い合せを。

●ICNND日本NGO連絡会 http://icnndngojapan.wordpress.com/

このリリースに関するお問い合わせは...
ピースボート事務局(担当:川崎)
(Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/ウェブサイトからのお問い合せはこちら)
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