ヒロシマ・ナガサキの被爆者100名を「地球一周の船旅」に招待
船旅を通じて、世界の人々に自らの被爆体験を「証言」します
 NGOピースボートは今年、創立25周年を迎えました。それを記念してこの秋、広島・長崎の被爆者の方100名を、ピースボート地球一周の船旅に招待し世界各地でヒロシマ・ナガサキの被爆体験を証言してもらうプロジェクトを発表いたします。これは、63年前に広島・長崎で実際に原子爆弾の被害にあったヒバクシャの方をピースボート船上に招き、自らの被爆体験をさまざまな国や地域で証言してもらいながら地球一周する「証言の航海」です。

 中でも、世界22カ国の国や地域を巡る中で、世界の人々が被爆者の証言を聞くという体験は、世界の人々が改めて「核兵器とは何であるか」を考え、核兵器を廃絶するという地球規模の行動を築く土台になると考えます。そこで、ピースボートが寄港する世界の港では、広島・長崎の写真展を含め、地元のメディアや若者を中心に被爆者が証言する催しを予定しております。

 また、寄港地と同じく大切な証言の場となっているのが船上です。ピースボート船上には10代、20代の若者をはじめ、60代以上の退職者や戦争体験者も参加しています。本プロジェクトは被爆国日本に住みながらも、教科書以上のことは知らされていない日本人に対して、実際に自分の国で起きた被爆の歴史と体験を、船旅特有の長い時間を利用して共有し、その証言を若者らが中心となって記録映像として後生に残すことを計画しています。

 ピースボートは1983年の発足以来、世界各地で幅広いNGOネットワークを築いてきました。ピースボートが25周年を記念して行う本プロジェクトは、被爆者の皆さんと世界のメディアやNGOら市民の繋がりを作り上げることが目的です。核廃絶を求める被爆者の声は、まさに現代社会が必要としている普遍的なメッセージだと私たちは考えています。
  1. 参加する被爆者体験者の皆さんを全国から募集します。最大100名、付き添いの方に関しては応相談です。
  2. 広島・長崎の被爆体験、その証言を後生に残すため記録を撮ります。「ヒバクシャの声を継承する」をテーマに、この地球一周にヒバクシャの方と共に乗り込み証言を記録する若者を募集しています。
  3. 現在、この「ヒバクシャ地球一周証言の航海」への支援金を集めています。
支援金をお願いします
ゆうちょ銀行・口座:00180−3−177458/加入者名:ピースボート
※通信欄に「ヒバクシャプロジェクト」とお書き下さい
このリリースに関するお問い合わせは...
ピースボート事務局(担当:川崎、中原、平瀬)
(Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/ウェブサイトからのお問い合せはこちら)
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