戦火のレバノンとエルサレムから2名の若者が緊急来日
9月21日「国際平和の日」に、
停戦と平和を訴えるキャンドルアクションを実施

 ピースボートでは、国連が定める「国際平和の日」にあわせて、戦火のレバノンとエルサレムから、現地で平和活動に携わる若者を日本に招き、停戦と平和を訴えるキャンドルアクションと、全国5都市でのスピーキングツアーを行います。

 レバノンでは、国連で停戦が決議されたとはいえ未だ銃声は止んでおらず予断を許さない状況が続いています。またパレスチナでも、イスラエルによる国際法を無視した占領政策が行われています。こうした地域でもっとも大きな犠牲を強いられているのは、多くの子どもやお年寄りをふくむ民間人なのです。

 こうした状況に、私たち日本も決して無関係ではありえません。ピースボートでは、戦火に暮らす人々の「声」を多くの人に伝え、日本からレバノンに、パレスチナに、そして世界へと停戦と平和を訴えるアクションを行います。9月21日、当日は東京・明治公園に大きなパネルを立て、そこに平和のメッセージをこめたキャンドルで「へいわ」の文字を描きます。また、レバノンとイスラエルから来日するゲストからも、「戦地」の日常や、停戦への具体的なアプローチをお話しいただきます。
 キャンドルアクション
日時: 2006年9月21日(木)18:00開場/18:30開始
場所: 東京・明治公園
(JR千駄ヶ谷駅徒歩7分、都営大江戸線国立競技場駅徒歩7分)
内容: 戦地からの報告/
 *ラミ・ナセルディン(NGO「パレスチナ・ビジョン」代表)
 *ラチャ・ラメズ・ナジディ(NGOネットワーク「SAMIDOUNキャンペーン」)
スピーチ/高橋和夫(放送大学助教授)
ライブ/寿[kotobuki]
キャンドルアクション
主催: GPPAC JAPAN
※ゲストプロフィール

ラミ・ナセルディン(NGO「パレスチナ・ビジョン」代表):
 エルサレム在住の29歳、パレスチナ人。若者が中心となり、世界のメディアや市民に向けてパレスチナの現状を訴えるNGO「パレスチナ・ビジョン」の代表 をつとめる。また、イスラエルによる不当な弾圧から「自爆テロ」などに走ろうとする若者たちに対しての平和教育も行っており、「対話による平和」への活動 も行っている。2001年のピースボートクルーズに参加。船上でのイスラエル人平和活動家・ケレンとの出会いをきっかけに、イスラエルの人々と共に平和を 築くプロジェクトも続けている。

ラチャ・ラメズ・ナジディ (「SRC心理社会的支援プロジェクト」コーディネーター):
 レバノン在住、22歳。レバノン大学を卒業後、イスラエルからの攻撃によって避難民となった市民への支援活動のため、NGOネットワーク 「SAMISOUN(サミデューン)」を設立。救援センター「Sanayeh Relief Centre(SRC)」を作り、自身もベイルートでの救援活動や情報交換、そして国際レベルでの平和活動を行っている。特に力を入れているのは、戦争に よって心にトラウマを負った子どもたちへの心理サポート。絵や音楽、演劇を通して気持ちを表現する、というワークショップを行っている。

※国際平和の日(9月21日)
 2001年の国連総会決議(55/282)で定められた「平和の理念を称え、強化する」日。国連は加盟国や国際機関、地域機関、NGOに対し、この日を「停戦と非暴力の日」とするよう呼びかけている。この呼びかけに応えた世界各地のNGOや市民団体が、世界同時キャンペーンとしてこの日に平和アクションを企画している。この世界規模の平和キャンペーンが日本で行われるのが今回初めて。
このリリースに関するお問い合わせは...
ピースボート事務局・担当:森田安里(もりた・あさと)
(Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/ウェブサイトからのお問い合せはこちら)
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