サッカーを彼らの手に――
エリトリアの子どもたちにサッカーボールを贈ろう
ビクターエンタテインメントよりチャリティーCD
『友情のエール』を発表

 ワールドカップの開催を間近に控える2006年初夏、ピースボートはビクターエンタテインメント(株)と共同で、アフリカ北東部の小さな国・エリトリアの子どもたちをはじめ、世界の子どもたちへサッカーボールをプレゼントするキャンペーンを発足します。

 5月31日、ビクターエンタテインメントが発売するチャリティーCD『友情のエール/YELL FROM NIPPON』の収益で、サッカーボールを購入。このボールを7月21日に出航する、ピースボート「地球一周の船旅」に乗せ、寄港するエリトリアの子どもたちに直接届けます。

ピースボート「ピースボール・プロジェクト」とエリトリア
 1998年、ピースボートがエリトリアへ寄港した際、小さな「事件」が起こります。船で立ち寄る国々で、地元のサッカーチームと「サッカー交流」を行うことをひとつのテーマとしていたそのクルーズ。エリトリアでも、この国の子どもたちとサッカーを楽しみました。しかし、交流試合が終わった後、子どもたちが参加者のサッカーボールを持って行ってしまったのです。幸いボールは大人たちの注意もあって、無事に参加者の手に戻りましたが、そこにはエリトリアが抱える「小国の現実」がありました。エリトリアでは、本物のサッカーボールを手にすることができるのはほんの一部、多くの子どもたちは、空のペットボトルやビニール袋を「ボール」に、サッカーをしていたのです。

 世界にはサッカーボールすら持てない子どもたちがいる――そんな現実を目の当たりにした若者たちは帰国後、学校や家庭で眠っているサッカーボールを集め、世界の子どもたちに届ける「ピースボール・プロジェクト」を立ち上げます。
  99年から始まったこのプロジェクトは、日本全国に大きなブームを起こし、これまでに約40ヶ国に1万個をこえるボールを届けました。

 そして2006年、4年に1度のサッカーの祭典・ワールドカップに沸くこの年に、私たちは「ピースボール・プロジェクト」発祥の地となるエリトリアにボールを贈るキャンペーンを発足します。
チャリティーCD『友情のエール/YELL FROM NIPPON』
友情のエール このキャンペーンは、NGOピースボートと、ビクターエンタテインメント(株)との共同キャンペーンです。同社が、5月31日に発売するチャリティーCD『友情のエール/YELL FROM NIPPON』の収益が、サッカーボール購入費に充てられ、未来のサッカープレイヤーを夢見るエリトリアの子どもたちにボールが届きます。

『友情のエール/YELL FROM NIPPON』
●作詞:浜崎貴司/作曲:浜崎貴司、本間昭光
●参加アーティスト:
石井竜也 / 忌野清志郎 / ウルトラス / MCU / MOMO-MC / 大黒摩季 / 辛島美登里 / CAREZZA 伊藤俊吾(キンモクセイ) / 小泉今日子 / 松本素生(GOING UNDER GROUND) 中澤寛規(GOING UNDER GROUND) / 斉藤和義 / 坂井真紀 / 崎山龍男(SPITZ) 佐藤タイジ(THEATRE BROOK) / 佐野史郎 / 椎名純平 / 白石美帆 / Diggy-MO'(SOUL'd OUT) 竹中直人 / 谷原章介 / トータス松本(ウルフルズ) / NAOTO / 浜崎貴司 / 一十三十一 BOSE (スチャダラパー) / 本間昭光 / 前田啓介(レミオロメン) / 南佳孝 / MOOMIN / MEGUMI YO-KING / 吉岡美穂
このリリースに関するお問い合わせは...
ピースボート事務局(担当:中原、山本、中村)
(Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/ウェブサイトからのお問い合せはこちら)
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