PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.214 6月1日号
先週のピースボート
第48回クルーズが帰港、第49回クルーズ出航
 5月18日、第48回ピースボート「地球一周の船旅」が、前日の横浜港帰港を経て、神戸港へと帰港した。これは、今年2月に横浜港から出航したクルーズで、アジアやアフリカ、地中海、南太平洋などの港をめぐる105日間の航程を終えて帰港したもの。
 そして、21日に横浜港から、翌22日には神戸港から、同じ客船トパーズ号による第49回ピースボート「地球一周の船旅」が出航した。このクルーズには、ピースボート史上もっとも多い1007名が参加。週末の出航、ということもあり、各港には見送りの人々も大勢かけつけた。
 49回クルーズには、横浜港から多数の海外ゲストが乗船。港では出航にあわせての記者会見も実施した。会見に参加したゲストは、イラク・バグダッドから来日した医学博士のワカール・アル・クバイシさん、同じくバグダッド出身の翻訳者、ファディ・サミ・ナモさん、米国から来日し、かつてベトナム戦争に従軍したアラン・ネルソンさん、そして、サハリンから訪れた、「サハリン残留朝鮮人」の成点模(スン・チョンモ)さんと金梅子(キム・メージャ)さんの5人。
 5人は会見で、それぞれの「戦争体験」について語るとともに、洋上での船内企画についての豊富を語った。
 49回クルーズは、地中海を経て、北欧、中米そして北太平洋をめぐるクルーズ。全部で18の港を訪問し、8月30日に横浜港に、同31日に神戸港に帰港予定だ。


今後のピースボート
50回クルーズにむけ、沖縄への「先遣隊」が出発
 6月1日、第50ピースボート「コリア・ジャパン未来クルーズ」で寄港予定の沖縄へ、ツアー準備などのため、スタッフの森田安里(23)、中原大弐(27)が「先遣隊」として出発する。
 50回クルーズは、韓国のNPO「環境財団」と共に船を出す『日韓共催』クルーズ。参加者の約半数は韓国からの参加となり、沖縄でも韓国の人々と共にツアーを行う。
 今回の先遣では、これまでにピースボートも取り組んできた、沖縄の米軍基地や「沖縄戦」の検証ツアーのほか、「やんばる」や「美ら海」に代表される自然を体験するエコロジカルツアー、沖縄文化・沖縄料理を体験するツアーなどを企画中だ。

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