ピースボートスタッフが沖縄・辺野古へ――海上ヘリポート基地建設反対!
ピースボートスタッフ・森田安里(23)が、沖縄・辺野古での海上ヘリポート基地建設反対運動に参加するため、19日、沖縄へと出発した。
沖縄県名護市辺野古では、普天間基地移設に伴う「代替基地」として、現在、米軍のヘリポート基地建設が進められている。建設が予定されている辺野古の海は、絶滅危惧種に登録され早急な保護対策が求められているほ乳類・ジュゴンの生息が日本で唯一確認されている場所でもあり、美しい珊瑚礁と豊かな藻場を持つ。基地建設によって、海洋環境が破壊されるため、近隣住民や、ジュゴンの生態研究を行う国際機関などをはじめ、各方面から建設反対の声があがっている。
辺野古では昨年4月からは、「基地反対」を訴える座り込みが続けられているほか、漁船などによる海上デモなども行われている。ピースボートでも、昨年12月に作家・灰谷健次郎さんの協力を得て、抗議船「ナイワイ7号」を贈るなどして、基地建設反対を訴えてきた。
こうした反対運動が続けられる中、防衛施設局は今月21日、基地建設のための海底地盤調査を行う下請け会社3社に、同時に地盤調査作業(ボーリング調査)を行うように指示。防衛施設庁がこうした作業日程を公表するのは初めてのことで、辺野古では緊張が高まっている。
今回のスタッフ派遣はこの状況を受けてのもので、辺野古での基地建設反対運動に参加する。森田は19日に東京に戻り、その後、ピースボートセンターでの報告会を予定している。
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