PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.210 4月13日号
先週のピースボート
スリランカへの「先遣隊」が出発
 来月出航する第49回ピースボート「地球一周の船旅」で寄港するスリランカへ、スタッフの井上誠(31)、森岡亮二(27)、アリソン・ボエム(27)が4月9日、「先遣隊」として出発した。
 スリランカは、昨年末に発生したスマトラ島沖地震に伴う大津波により、海岸沿いの町がほぼ壊滅状態になるなど、大きな被害を受けた。これを受け、ピースボートでは今年1月から2回に渡りスリランカにスタッフを派遣。現地NGO「SEWARANKA(セワランカ)」を通じて、被災地に浄水器を送るプロジェクトを行った。
 今回の訪問では、津波から3ヶ月が経過した現地の状況を視察し、今後の支援などについてセワランカと打ち合わせを行う。
 クルーズ寄港時には、津波の「その後」を共に考えるコースや、現地の家庭訪問などを企画中だ。


今後のピースボート
第5回世界社会フォーラム(WSF)の報告会を開催
 今年1月、ブラジルのポルトアレグレ市で行われた「世界最大」の国際市民フォーラム「第5回世界社会フォーラム(WSF)」。その報告会が4月16日、東京・渋谷で開催され、ピースボートスタッフ・櫛渕万里(37)がパネラーとして参加する。
 WSFは、一部の国家や大企業の利益だけが保護される世界経済のシステムに抗議する形で、2001年1月に初めて開催された世界最大の国際市民会議。その後、年に1度のペースで開催され、グローバリゼーションや環境、平和などをはじめ、様々なテーマのフォーラムが行われてきた。また、会議の準備や運営が市民ボランティアによって進められているのもWSFの大きな特徴で、数万〜数十万が参加するこの国際会議を運営するその手法も大きな注目を集めている。
 今年1月の第5回会議には約8万人が参加。ピースボートからは櫛渕ら6名のスタッフが参加し、ピースボートが進めるプロジェクトの報告や今後の展望などを、各地のNGO代表らと話し合った。
 今回の報告会では、WSF参加者による現地報告のほか、市民が作るWSFの今後の課題なども話し合う予定。また、来年、2006年のWSFは開催地を増やし、世界各地で「同時開催」されることが決定している。アジア地域での開催地は未定だが、日本から私たちができることも今回の報告会を通じて考えていく。

世界社会フォーラムは何を目指すのか?
日時:4月16日(土)13:15〜17:00
場所:渋谷区立勤労福祉会館 第一洋室(JR渋谷駅ハチ公口、徒歩8分)
主催:世界社会フォーラム日本連絡会
問い合わせ:ピースボート事務局(担当:櫛渕万里)

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