PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.203 2月2日号
先週のピースボート
第47回クルーズ帰港、第48回クルーズ出航へ
 1月31日、昨年10月に出航した第47回ピースボート「地球一周の船旅」トパーズ号が、約3ヶ月の航程を終え、東京・晴海港に帰港した。
 トパーズ号はこの前日、1月30日に神戸港に入港、一部の参加者がここで下船し、31日午後2時頃、晴海港に帰港。また、2日後の2月2日正午には、第48回目のクルーズとなる「地球一周の船旅」が横浜・大桟橋より出航する。出航の様子はピースボートホームページでもお伝えするほか、一般見学も可能だ(事前の予約などは不要)。

小林カツ代さん、辛淑玉さんによるトークライブを開催
 1月25日、東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区)にて、料理研究家・小林カツ代さん、人材育成コンサルタント・辛淑玉さんによるトークライブ『小林カツ代と辛淑玉の2005年の日本を斬る!!』を行った。
 これは、ピースボートが主催する2005年最初のトークイベントで、『自衛隊イラク派兵』や『イラク人質事件』『新潟中越地震』など、2004年の出来事を振り返りながら、2005年をどう捉えていくかを語っていただいた。
 平日夜のイベントにもかかわらず、約200名が参加、会場二人の軽快なトークに沸いた。イベントは辛さんの「私たち一人一人が平和というものを考え、自分の足元を見つめ出来ることから行動していくこと、そのことが今の世界を変える力になる」というコメントで締められた。


今後のピースボート
ピースボートスタッフがスリランカへ出発――スマトラ沖地震緊急支援キャンペーン
 2月5日からピースボートスタッフ・上野祥法(24)、五十嵐文(25)、ボランティアスタッフ・山海尚子(19)、平井俊介(23)の4名が、昨年末のスマトラ沖地震によって被災したスリランカのゴールへと出発する。
 ピースボートは、スマトラ沖地震による津波被害をうけ、今年1月、スリランカにスタッフを派遣。ピースボートのスリランカ寄港の際のカウンターパートナーでもある、現地NGO「セワランカ」と共同し、飲料水を確保するための浄水器を送るプロジェクトを立ち上げ、全国に募金を呼びかけていた。
 視察団が訪れたゴール県・ハンバンダドゥア地区は、もともとは飲料水を井戸から汲み上げていたが、津波の塩害により井戸が使えず、飲料水が確保できなくなっている。現在は、ドイツのNGOが運営する給水車から飲料水を得ているが、被災した約3000世帯が生活するのには足りないという。ピースボートでは、災害が長期化することも視野に入れ、恒常的に飲料水を確保できるよう、海水からも真水を作ることができる「逆浸透膜浄水器」を贈る。
 キャンペーンを立ち上げてから約1ヶ月、街頭募金などを通じて集まった基金から20台の浄水器を購入。今回の訪問では、この20台の浄水器を「セワランカ」に届ける。
 キャンペーンの詳細はピースボートホームページ(http://www.peaceboat.org/info/tsunami/)に掲載。帰国後は報告会を開催する予定だ。

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