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10月8日に発生したパキスタン地震。報道を通じ、5万人以上が死亡、200万人以上の人々が家を失うなど、その被害状況が伝えられました。こうした状況を受け、ピースボートでは、現地にスタッフを派遣。カシミール北部地区の中心地・ムザファラバードを中心に、近郊のバーグ、バラコット、バットグラムなど震源地に近い街を視察しました。
一時帰国したスタッフ・山本隆(35)の報告では、これらの街では、ほぼ全ての家屋が全壊。水や食料といった「最初の支援」ですら十分とは言えない状況だと言います。また、現地で一番大きな問題となっているのが、仮の住まいとなるテントの圧倒的な不足です。11月初旬には初雪を迎えるこの地域では、今の状況が続けば凍死者が続出することが容易に想像されます。
そこで、ピースボートではバーグ市近郊の農村に、越冬用の防寒、防水ブルーシートを贈るキャンペーンを開始。ブルーシートは中国で購入し、本日現地時間の夜に、空路と陸路を使ってバーグ市まで運搬します。バーグ市やその近郊の山間部での救援活動は、人力による物資輸送が頼りです。そのため、大型テントなどを輸送することは難しく、運搬と設営が容易でかつ、防寒・防水機能の高いブルーシートを届けます。
10月31日から第二陣のスタッフ・海老原千明(20)を現地に派遣し、全壊状態の家々を回り越冬用の防寒具として配布します。まずは第一弾として4000枚のブルーシート(4m
x 3m)を届けます。このシートによって、約4000人の人々が風雨を、そしてこれから訪れる雪を防ぐことができるようになります。
このような、パキスタン地震の現状を1人でも多くの方に伝えるために、ピースボートでは、福岡でも報告会を行います。報告会では、バーグ市からさらに奥の全壊した村々や人々の生活をビデオとスライドを使いながら報告する予定です。また、災害支援のNGOや政府機関などの活躍の状況、および、私たち市民にでも出来る救援活動などを紹介いたします。緊急救援募金も合わせて受け付けております。同時に福岡では、街頭募金も行っていく予定です。 |
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福岡 |
日時: |
2005年11月3日(木・休)19:00〜20:30 |
場所: |
ピースボートセンターふくおか/Tel:092-718-1370
(地下鉄天神駅16番出口より徒歩1分) |
大阪 |
日時: |
2005年11月6日(日)18:00〜19:30 |
場所: |
ピースボートセンターおおさか/Tel:06-6456-4157
(JR梅田駅桜橋口より徒歩7分) |
報告者:
※ | 山本隆
ピースボート共同代表。1995年阪神大震災での現地支援をはじめとし、トルコ地震、台湾震災、新潟県中越地震、スマトラ島沖地震など多くの災害地を直接訪れ、復興支援活動をコーディネートした。
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●緊急支援のための募金を受け付けています●
郵便振替口座:00180-6-705651/加入者名:ピースボートUPA
※通信欄に「パキスタン地震救援基金」とご記入下さい。 |
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このリリースに関するお問い合わせは...
ピースボート事務局(担当:森田安里)
(Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/ウェブサイトからのお問い合せはこちら) |
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