パキスタン地震により大規模な被害を受けた
カシミールからピースボートスタッフが一時帰国。
10月27日(木)、緊急報告会を行います。

 昨日のパキスタン地震発生直後から、パキスタン・カシミール地方に緊急救援、および視察のために派遣していた山本隆(ピースボート共同代表)が10月26日帰国。山本は、地震発生直後からパキスタン・イスラマバードに飛び、マンセーラ自治州都、バラコット、バットグラム、バーグなどの震源地に近い被災地を視察しました。

 今回、ピースボートでは、冬を迎えるカシミールに、緊急救援用のブルーシート3000枚を中国・北京で購入。来週にもバーグ市に輸送し、そのブルーシートをテントとして利用する予定です。現在は、山本と共に現地へ渡ったスタッフの門脇哲太郎(26)がバーグ市に滞在し、ブルーシートを配るための被災者数の把握および登録などの準備を行っています。また、来週には「第二陣」としてスタッフの海老原千明(20)派遣。海老原、門脇を中心に本格的なテントづくりを開始します。

 今回帰国した山本は、阪神大震災やトルコ大地震など多くの被災地で救援活動を行った経験を持ちます。山本の報告では今回の被害の特徴として、「被災地へのアクセスが格段に悪い。被災地域が広範囲に及ぶにも関わらず、被災者の生活地が各地に分散しており、かつ人口密度が低いために、効率の悪い救援活動をせざるを終えない」「冬の準備ができていない時期に地震が発生したため、防寒対策が生活レベルで全く整っていない」ことを挙げています。

 今後、ピースボートは日本各地で報告会を開催し、同時に神戸や新潟など震災の経験を持つ地域の人々からのメッセージを集め、全国で募金活動を行う予定です。
現地報告会
日時: 2005年10月27日(木)19:00〜
場所: ピースボートセンターとうきょう(JR高田馬場駅、早稲田口徒歩7分)
報告者:
山本隆
ピースボート共同代表。1995年阪神大震災での現地支援をはじめとし、トルコ地震、台湾震災、新潟県中越地震、スマトラ島沖地震など多くの災害地を直接訪れ、復興支援活動をコーディネートした。
緊急支援のための募金を受け付けています
郵便振替口座:00180-6-705651/加入者名:ピースボートUPA
※通信欄に「パキスタン地震救援基金」とご記入下さい。
このリリースに関するお問い合わせは...
ピースボート事務局(担当:中原大弐、森田安里)
(Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/ウェブサイトからのお問い合せはこちら)
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