47回クルーズ寄港に向けた「フィリピン先遣隊」が帰国
先週から「先遣隊」としてフィリピンを訪れていたスタッフの小野倫子・長谷川美香が、このほど帰国した。
今年10月出航の47回クルーズでひとつめの寄港地、フィリピン。特に、今回訪れるスービックは3年ぶりとなる。現地では、オプショナルツアーや交流プログラムなどの準備のため、旅行会社や現地NGOなどとのミーティングをおこなってきた。
現在、日比混血児とその母親を支援するNGOや、アジア太平洋戦争時に日本軍によって「慰安婦」とされた女性たちをたずねる交流プログラムなどのほか、90年代初めまでスービックに「米軍基地」が置かれていたことから、米軍兵士と現地女性との間に生まれた子どもたち(アメラシアン)や、米軍が残した環境破壊について考える交流・検証プログラムなども企画中だ。
三重県名張にて田植えを実施――「お米プロジェクト2004」
ピースボートは現在、三重県名張市において「無農米づくり」のプロジェクトを進めている。6月5・6日、その第一弾として田植えがおこなわれ、スタッフの遠藤裕未ほか、ボランティアスタッフらが参加した。
このプロジェクトは、2000年の地球一周クルーズにも参加された、NPO「日本の米を守る会」理事・伊藤伝一さんのサポートによってスタートしたもの。ダンボール古紙を田んぼに敷き詰めて水をはり、その上に苗を植えていく「再生マルチ農法」の提案者である伊藤さんは、これまでにも都市部に住む人にも積極的に農園を開放するなど、「食べる人」と「作る人」との間にある"垣根"をとりはらうための取り組みをされてきている。
参加者は2日間にわたり、「再生マルチ農法」を使った田植えをおこなった。この稲は今秋に収穫されたのち、来年出航のクルーズにおいて船に積み込まれる予定だ。また、今週末には第2陣が田植えに参加する。若干の空きもあるので、参加希望の方はピースボート事務局(TEL:03-3363-7561
担当:木下)まで。
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