イラク緊急医療支援キャンペーンが展開中――全国で募金活動
ピースボートでは現在、募金活動を中心とした「イラク緊急医療支援キャンペーン」を全国で展開している。
これは、米軍を中心とする占領軍の攻撃によって傷ついた人々を、医療の面から支援していこうと始まったもの。昨年5月にブッシュ米国大統領が『終結宣言』をした後も、占領軍による攻撃や武力衝突は続いている。特に、バグダッド近郊のファルージャでは、空爆によって、1週間で多くの女性や子どもを含む600名以上の人々が犠牲になったという。昨年3月、スタッフがイラクを訪れた際のカウンターパートナーからも、戦闘が続く中、外部からの支援が届きにくくなっているという報告が届いていた。
現在、全国各地で街頭募金活動をおこなっているほか、郵便口座への振込も受け付けている。集められた募金は、スタッフがヨルダンのアンマンに渡り、そこで全額を医療品の購入にあて、現地の医師に直接手渡されるという。また、今後の募金の日時や場所も、当ホームページ(http://www.peaceboat.org/info/iraq/campaign/index.shtml)に掲載されている。詳しいお問い合わせは、ピースボート事務局(TEL:03-3363-7561/担当:木下)まで。
郵便振替口座:00180-3-177458
口座名:ピースボート |
※
※
※ |
一口1000円からお願いします
通信欄に『イラク医療支援基金』とご記入ください
日程の都合上、5月7日までにお振り込みをお願いします |
スタッフを沖縄・辺野古に派遣
沖縄本島中部の名護市・辺野古。ここは1996年、宜野湾市にある普天間基地の縮小にともない、新たな代替基地の候補地とされた場所だ。
それ以来、地元住民たちがねばりづよい反対運動を続けてきた。しかし先月、海上ヘリポート建設のためのボーリング調査が急きょ決定。調査に入ろうとする防衛庁施設局と、これに反対する地元住民たちとが直接対峙する状況が続いている。このような事態を受け、ピースボートでは、スタッフの櫛渕万里ら3名を、沖縄・辺野古へと派遣した。
ピースボートは、昨年の41回・44回クルーズで沖縄を訪問。寄港時には、米軍基地や沖縄戦跡のほか、辺野古で基地建設反対運動に取り組む人々をたずねる交流プログラムを実施してきた。
今回の派遣では、寄港時のカウンターパートナーでもある『命を守る会』ら基地反対運動に取り組む住民たちとともに、「座り込み」にも合流。その中では、今年1月、ピースボートも参加した、インド・ムンバイでの『世界社会フォーラム(WSF)』において、「米軍基地の撤廃」が大きなトピックになっていたことなども紹介したという。
|