「自衛隊、イラクに送らないアナタが好き」――石破防衛長官にバレンタインチョコを
2月13日、ピースボートの有志20名が、東京・千代田区の防衛庁を訪れ、石破防衛長官宛にチョコレートを届けた。
これは、イラク復興支援特別措置法に基づき、1月26日には陸上自衛隊本体への派遣命令が出されたことなどに対する抗議アピールの一環。翌14日のバレンタインデーにちなみ、「チョコレートでアピールを」と、ボランティアスタッフらが前日までに横幅60センチにもなる巨大なハート形チョコレートを作成し、石破防衛長官に向けた「自衛隊、イラクに送らないアナタが好き」のメッセージを添えた。
チョコレートとメッセージは、「イラクへの自衛隊派遣の中止と文民派遣による復興支援策の実行」「米英連合軍中心の占領体制に対する協力停止と国連主導による復興支援体制確立への外交努力の開始」などを求める意見文とともに、防衛庁文書課職員へと手渡された。スタッフのひとり、中原大弐は「国民的世論を無視し、十分な議論もなされないままになし崩し的に決まった今回の自衛隊派遣。市民の熱い抗議チョコを受け取った石破防衛庁長官からは、3月14日のホワイトデーに、納得のいく回答をぜひ受け取りたい」とコメントしている。
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