第44回「地球一周の船旅」出航――イラク派兵反対の「船デモ」も
2003年12月25日、第44回ピースボート「地球一周の船旅」が東京・晴海港から出航、約3カ月の旅をスタートさせた。
今回の地球一周クルーズは、アジアからアフリカ、そして南米、南太平洋をめぐる「南回り」航路。クリスマス当日とあって、正午の出航に先駆けて行われた出航式では、「メリークリスマス」の言葉があちこちで交わされた。
また、この翌26日、イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊イラク派遣の航空自衛隊先遣隊第一陣が出発することを受けて、客船トパーズ号の船体に、参加者有志が作成した「派兵NO!」の段幕を掲示。26日に入出港した神戸、最初の寄港地となった沖縄・那覇まで継続する「船デモ」を行った。
44回クルーズの晴海港帰港は2004年3月31日を予定。また、寄港地・船内などの様子はhttp://www.peaceboat.org/cruise/44th/に掲載される。
地球大学が韓国・聖公会大学と提携 卒業後の留学などが可能に
2003年12月、ピースボート地球大学と、韓国・ソウルにある聖公会大学の間の提携が成立。スタッフの野平晋作が、同月11日に聖公会大学で行われた提携調印式に出席した。
これを受けて、12月25日に出航した第44回ピースボート「地球一周の船旅」に、3名の聖公会大学生が地球大学への「留学生」として乗船。彼ら3名の地球大学での活動は、聖公会大学での正式単位として認定される。また、この提携により、地球大学生が卒業後に聖公会大学に留学することも可能となった。
ピースボート地球大学が他の大学との提携を結ぶのは、東京・清泉女子大学に続き2校目。今後も国内外の大学と提携を結び、地球大学にも多くの「留学生」を迎え入れていく予定だ。
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