ピースボートは、インド・スマトラ島沖地震を受け、ピースボートスタッフを現地に派遣することを決定、また、緊急支援基金を設置し、救援基金の受付を開始しました。
今回の地震で被害を受けた、インド(チェンナイ)、モルジブ、インドネシア、マレーシア、ケニア、タンザニアなどは、ピースボートが「地球一周の船旅」を通して、定期的に寄港し、現地のNGOらと協同して国際交流活動を行っている土地でもあります。現在、各国の、ピースボートのパートナーとなっているNGOや船舶代理店などを通じて、地震の被害調査を行っています。その中でも、2004年7月にもおよそ1000名のクルーズ参加者と共に訪問したスリランカに向けて現地調査団の派遣を決定しました。
今回、調査団として派遣するのは、阪神淡路大震災をはじめ、トルコ、台湾、そして新潟中越地震でも現地コーディネーターとしての経験を持つ「ピースボート震災支援コーディネーター」、山本隆(34)。
1月1日にはスリランカ・コロンボ入りし、インドと同様に、大きな被害を受けたスリランカ南部を訪問、調査を行う予定です。
ピースボートでは来年、今回の被災国の訪問も計画しています。その際には、日本国内で集めた支援物資を、現在チャーターしている大型客船を使って運送する予定です。
また、被害の長期化が予想されるため、ピースボートのNGOネットワークを生かした草の根での支援活動も検討中です。
派遣スタッフからの調査が進み、現地の状況が分かり次第、日本国内で募金や支援物資の募集などをはじめとする救援活動を展開する予定です。
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