五輪『停』戦キャンペーン
ナガサキ・ヒロシマの「火」を採火するセレモニーをおこないました


「原爆落下中心碑」に献花する「ピース・アンバサダー」の3名(長崎にて)
 ピースボートは、7月9日に長崎市の爆心地公園、10日に広島市の平和記念公園において、ピースセレモニーを実施。「平和の火」を採火し、東京へと持ち帰った。
 また、オリンピックの開催地・ギリシャからも、平和活動に携わる若者3名が来日。「ピース・アンバサダー(平和大使)」として両セレモニーに参加した。

 長崎市では爆心地公園内にある「原爆落下中心碑」に献花した後、採火のセレモニーへ。地元の市民団体「ナガサキ誓いの火灯火台建設委員会」代表の里正善さんより、「誓いの火」がランプに分灯されると、まわりからも大きな拍手がおこった。この火は、もともとギリシャのオリンピア市から贈られたもの。この分灯によって、ナガサキの火がギリシャに「里帰り」することになる、という。
地元の中学生たちとキャンドル・セレモニーをおこなう(広島にて)
 地元の市民団体や学生たちからは、原爆の熱によってゆがんでしまった「原爆瓦」や折り鶴などが贈られた。

 翌日は広島でのセレモニー。秋庭忠利広島市長からのメッセージや、水先案内人で原爆の「語り部」でもある天野文子さんらによるスピーチのあと、原爆の残り火として保存されている「平和の火」を採火。地元の中学生からはひとつひとつ平和へのメッセージが書き込まれたテニスボールを受け取った。

   これらの「火」をのせ、第46回「地球一周の船旅」は7月14日に東京・晴海を出航。ギリシャまでの各寄港地には、同キャンペーンのテーマである「紛争の停止と平和的解決」をテーマにしたさまざまなイベントをおこない、オリンピック開会式当日の8月13日、ギリシャ・ピレウスに入港する――。


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ピースボート事務局(担当:木下)
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