PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.174 10月15日号
先週のピースボート
44回クルーズ寄港に向け沖縄へ「先遣隊」が出発
 10月12日から18日まで、今年12月に出航する第44回ピースボート「地球一周の船旅」の最初の寄港地となる沖縄へ、スタッフの中原大弐、木下壮らが訪問している。
 沖縄へは、今年6月の第41回クルーズに続く寄港で、今回の訪問は、44回クルーズ寄港時に実施するオプショナルツアーや交流プログラムの準備を目的とするもの。現在、普天間米軍基地の「代替」施設として海上ヘリポート建設予定地となっている名護市辺野古で基地建設に反対する人々と交流するコース、世界遺産となった首里城などの琉球遺跡をめぐるコース、沖縄戦を体験した「反戦語り部」の人々の声を聞くコースなどを企画しており、その準備が進められている。


今後のピースボート
全国を自転車で縦断――5カ月間の「地雷教室の旅」が終了
 今年5月15日に北海道・札幌からスタートした、ピースボートのボランティアスタッフ・上泰歩(うえ・やすほ)による「全国縦断」地雷教室の旅が、10月15日、沖縄で「フィナーレ」を迎える。
 これは、上泰歩が昨年12月、ピースボートの地球一周クルーズに参加してカンボジアを訪れ、1970年代から続いた内戦の「負の遺産」、地雷の被害に苦しむ人たちと出会ったことをきっかけに発案したプロジェクト。自転車で日本列島を縦断しながら、地雷被害の恐ろしさについて伝える「地雷教室」を、各地の学校や公民館、地域の集まりなどで67回にわたり開催してきた。
 上泰歩は、12日に沖縄県・石垣島の八重山平和祈念館で、この旅で最後となる地雷教室を実施後、沖縄本島入り。15日は正午から、沖縄県糸満市の摩文仁平和祈念公園にある「平和の礎」にて記者会見を行う。お問い合わせはピースボートセンターとうきょう(Tel:03-3362-6307、担当:上野)へ。

「声なき声」を訴え――ブッシュ米大統領来日にあわせ米大使館前で寸劇アピール
 ブッシュ米大統領が来日を予定している10月18日、ピースボートは東京・赤坂のアメリカ大使館前にて、イラク占領統治をはじめとする米国の世界政策に対する、寸劇による反対アピールを行う。
 これは、イラク占領だけでなく、「これまでピースボートが出会ってきた世界の人たちの声を届けよう」というスタッフの発案によるもの。2001年9月の同時多発テロ事件への「報復」として攻撃を受け、いまもクラスター爆弾不発弾などによる被害が続くアフガニスタン、米国の援助を受けて成立した軍事政権によって多くの人々が殺され、行方不明となったり、先住民族の文化が奪われたりといった苦しみを受けてきた中南米諸国など、ピースボートがこれまで訪れた国々で見聞きした事実を寸劇化し、その「声」を訴える。また、今回の日米大統領会談で話し合われるとも言われるイラク占領への日本からの資金援助に対しても反対の声を上げよう、と考えている。これまで命を落としてきた世界中の人々、そして今後命を落とすかもしれない人々の姿を象徴した「ダイ・イン」も行う予定。
 現在、午後の実施を予定しているが、正確な開始時間などは未定。お問い合わせはピースボートセンターとうきょう(Tel:03-3362-6307、担当:志村)へ。

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