PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.156 4月23日号
先週のピースボート
World Peace Nowによるピースウォークに1万人が参加
 4月19日、東京・渋谷でNGOネットワーク「World Peace Now」の主催によるピースウォークが開催され、ピースボートも実行委員の一員としてこれに参加した。
 これは、米英軍によるイラク攻撃への反対を訴えて、今年初頭から続けられてきた平和アピール。この数日前には、イラクの首都バグダッドが陥落、米軍がイラク全土を制圧したと伝えられたが、「もう一度この戦争の意味を考え、新たな戦争にも反対し続けていこう」という呼びかけに、1万人以上が参加。「もう戦争はいらない」のバナーなどを掲げ、「NO WAR」を呼びかけながら渋谷の街を歩いた。
 また、「World Peace Now」では現在、4月30日19時から、東京・新宿区の四谷市民ホールでの緊急シンポジウムを企画。「世界中の反戦の声は、世界にどんな影響を与えてきたのか、これから戦争のない世界をどうやってつくっていけばいいのかについて語り合おう」と呼びかけている。

「アースデイ」でイラクへの医療食糧支援を呼びかけ
 ピースボートは4月19日、東京・渋谷区の代々木公園で開催された環境イベント「アースデイ」にブースを出展、イラクへの医療食糧支援の呼びかけを行った。
 アースデイは、毎年この時期に世界約200カ国で開催されている環境イベントで、ピースボートもほぼ毎年ブースを出展している。今回は、ピースボートが2月に派遣した「イラク訪問団」が撮影したイラクの街や人々の写真を展示するとともに、戦争によって暮らしを破壊されたイラクの人々への支援を訴えた。また、医療食糧支援のための募金呼びかけも行い、2日間で12万894円が集まった。

難民認定法改定法律案再考を求めるキャンペーン――国会議員へのアンケートを実施
 3月4日、「出入国管理及び難民認定法の一部を改定する法律案」が国会に提出されたことを受け、ピースボートは日本での難民申請者への支援などを行うNGO「RAFIQ」と共同で、この法律案の再考を求めるキャンペーンを開始した。
 この改定案では、難民申請者に仮滞在許可を与えるとする一方、その要件として「入国後6カ月以内に難民申請を行っている」「第三国を経由せず、迫害の危険がある国から直接入国している」「犯罪歴がない」の三点を定めている。しかしこれによって、要件を満たせず仮滞在許可を得られないケースが多数出てくることが予想されており、「難民を救済するためにはこの改定では不十分」と、さらなる改定を求めようということになったものだ。
 ピースボートでは、RAFIQと共同で法律案の再考を求める声明文を発表するとともに、国会議員対象に、難民問題に関するアンケートを実施。22名の議員から回答を得た。日本の難民認定数については全員が「もっと受け入れるべき」と答えている一方、入国管理センターでの難民申請者に対する人権弾圧状況については7人が「知らなかった」と回答。今回の改定案については、ひとりが「十分な法改正である」、18人が「内容を再検討するべき」と答えている。
 さらに今後、5月7日に衆議院会館での院内集会を開催、声明文をキャンペーンに賛同いただける方の署名とともに法務省に提出し、法律案についての再考を求める申し入れを行う予定だ。


今後のピースボート
P-MACが自転車でめぐる「日本縦断地雷教室」を企画
 日本中に「地雷被害の現状」を訴えたい――ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MACでは、5月から全国の小・中学校、高校を対象にした「地雷出前教室」を開きながら日本を縦断するというキャンペーンを立ちあげる。
 これは、ピースボートのボランティアスタッフ・上泰歩さん(19)の案を受けて、P-MACが企画したもの。上さんは、これまで地雷撤去募金活動に積極的に取り組み、昨年12月に出航した40回クルーズのカンボジア地雷検証ツアーにも参加している。帰国後、彼女の「これからは、地雷問題や被害者の支援に取り組む人たちのことを、たくさんの人に伝えていきたい」というアイディアを、P-MACがサポートしていこうということになった。具体的には、全国30以上の都市を上さんが自転車でめぐり、行く先々の学校で「地雷出前教室」を開いていく。出前教室では、地雷の知識やP-MACがおこなっている活動内容、また彼女が過去2回にわたってカンボジアを訪れた時の体験を、写真やビデオなどを使って説明するという。
 全国地雷出前教室のスタートは5月15日、札幌市。そこから約5ヶ月かけて、9月25日には最終地点の沖縄・那覇に到達する。また、訪れた都市の風景や出前教室の様子などもホームページ等に掲載される予定だ。
 このキャンペーンに関する詳しいお問い合せは、ピースボート事務局(TEL:03-3363-7561/E-mail:pmac@peaceboat.gr.jp/担当:中原、上野)まで。

NPT再検討会議準備会に向けピースボートスタッフが出発
 4月28日から5月9日まで、スイス・ジュネーブの国連本部で、2005年に予定されているNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けての準備会が開催されるが、これにあわせ、ピースボートスタッフの櫛渕万里とマリア・デ・ラ・フェンテがジュネーブ入りすることになった。
 今回の再検討会議準備会は、1月に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)がNPT脱退を表明してから初めての会議ということで世界的な注目が集まっており、並行して開催されるNGO会議には、世界中のNGOが集まってくると予想されている。また、日本のNGOからも、「ピース・デポ」の梅林宏道代表が、「東北アジアの非核化」についてのプレゼンテーションを行う。
 櫛渕らは会期中、政府間会議を傍聴するとともに、他のNGOとともにロビー活動を展開。さらに30日には、「ピース・デポ」と韓国のNGO「韓半島の平和のための市民ネットワーク」が主催する、東北アジア非核化をテーマとしたワークショップにパネリストとして参加する予定だ。

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