ピースボートセンターとうきょう誕生
ピースボートの新たな拠点、「ピースボートセンター」がまたひとつ誕生――2月3日、東京・高田馬場に「ピースボートセンターとうきょう」がオープンした。
昨年の秋から福岡、名古屋、札幌、と全国展開してきている「ピースボートセンター」。今回の「とうきょう」オープンは、それらに続く4つめ。これまでの東京事務局が拡張してふたつのスペースに。そのうちひとつは「世界本部」、もうひとつがボランティアスタッフの活動拠点となる「ピースボートセンター」となった。そのコンセプトは「いままで以上にボランティアスタッフが活動しやすくなる」というもの。内装には環境にやさしい素材を使うなどの配慮も施されている。今後、オープン記念イベントなども開催していく予定だ。
ピースボートセンターとうきょう
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場3−13−1ノークビルB1
TEL: 03−3362−6307
FAX: 03−3362−6309
20周年記念イベントへの参加受付を開始
ピースボートは、初めての船旅から今年で20周年を迎えるにあたり、4月に東京都内でその記念イベントを開催する。
4月5日には、まず「前夜祭」として、ミュージカル『A COMMON BEAT』上演が行われる。これは、洋上英会話トレーニング「GET」のレッスンの一環として、2001年秋から洋上で上演されてきたミュージカル。これまでに500人以上の乗船者が出演者やスタッフとして参加してきた。今回は、総勢120名のキャストを擁しての、「日本初公演」となる。
翌6日は、リレートーク『戦争を起こさないための20の法則』。ピースボートが船旅を続けてきた20年のあいだ、決して「平和になった」とはいえない世界の現状を見つめるとともに、これまで水先案内人として乗船されてきた各界の専門家を迎え、どうすれば戦争はなくなるのか?を語り合う。
参加にはいずれも予約が必要。問い合わせはピースボート東京事務局(Tel:03-3363-7561、担当:吉田、古山、野平)まで。
ミュージカル『A COMMON BEAT』
2003年4月5日(土)
開場19:00 開演19:30
入場料 1500円
会場 北とぴあ・さくらホール(JR京浜東北線王子駅下車北口徒歩1分/営団地下鉄南北線王子駅下車徒歩1分)
リレートーク『戦争を起こさないための20の法則』
2003年4月6日(日)
開場 12:15 開演13:00
参加費 1,000円
会場 アールン・ホール(東京モノレール東京流通センター駅下車徒歩1分)
ピースボールスタッフが先遣先のフィリピンから帰国
2月2日、先遣としてフィリピンを訪れていたプロジェクトチーム「ピースボール」のスタッフ・岩本敏行が、現地での打ち合わせを終え帰国した。
フィリピンでは、サッカーは「お金持ちのスポーツ」とされており、指導者も不足しているという。ピースボールでは、昨年の第39回クルーズでフィリピンに寄港した際、現地の子どもにサッカーボールを届けたことがきっかけとなって、「フィリピンにサッカーコーチを派遣しよう」というプロジェクトが立ち上がった。コーチの派遣先は、マニラ北東部のヌエバエシハ州。「サッカーをやってみたい」という子どもたちを集めて「町のサッカーチーム」を結成しようと企画中だ。それに先立ち、3月にはフィリピンへのスタディーツアーも実施する。
今回の訪問は、そのスタディーツアーに向けての先遣。1月28日からマニラ北東部のヌエバエシハ州を訪れた岩本は、州知事のトーマス・ホーソンさんやサッカー協会との打ち合わせをおこない、スタディーツアーやサッカーコーチ派遣プロジェクトに関する受け入れと、全面的な協力を確認した。ホーソン知事からは「地域の子どもたちをたくさん呼んで待っています」と歓迎されたという。スタディツアーがおこなわれるのは3月21日〜24日。ここでは、ナショナルチームとの対戦や現地の子どもたちとの交流、ホームステイなどを予定している。
ピースボートスタッフが2月11日「建国記念日」に講演会
「建国記念日」の2月11日、ピースボートスタッフの櫛渕万里が、岡山県平和センターなどが主催するフォーラムに参加、講演を行った。
このフォーラムは、平和、人権、環境などのテーマで活動するNGO「岡山県平和センター」が、部落解放同盟や女性会議・青年連絡会などとの共催で、毎年2月11日に開催しているもの。櫛渕はここで、「歴史認識と日朝問題を考える」というテーマで講演。これまでピースボートで朝鮮民主主義人民共和国を訪れてた際の体験を中心に、日朝関係の今後、現地を直接訪れることの意味などについて語った。
|