第41回クルーズで寄港のキプロスから先遣隊が帰国
1月14日から25日まで、今夏の第41回ピースボート「地球一周の船旅」で寄港を予定しているキプロスをスタッフの小野倫子、ヤスナ・バスティッチ、ロアー・ノーレスト、牛塚里美が「先遣隊」として訪問、ツアーや交流プログラムの内容について、現地旅行社やNGOなどと打ち合わせを行った。
キプロスに寄港するのは、今年7月の21日。島の南側に位置するリマソールの港に入港する。現在、近郊の遺跡などをめぐったり、ハイキングを楽しんだりといった観光ツアーのほか、サッカー交流、フェスティバル開催、また観光客の増加による汚染が問題になっているキプロスの海岸を地元の人たちといっしょに清掃しようというプログラムなどを企画中だ。
フィリピンの子どもたちにサッカー教室を――ピースボール、フィリピン先遣出発
ピースボートのプロジェクトチームのひとつ「ピースボール」が、フィリピンにサッカコーチを派遣しようというプロジェクトを企画、スタッフの岩本敏行が打ち合わせのため1月28日からフィリピンを訪れている。
現在、フィリピンでもっとも人気のあるスポーツはバスケット。それに比べてサッカーはまだまだ盛んとはいえず、指導者の数も不足しているという。そこでピースボールが、昨年9月に第39回クルーズでフィリピンを訪れた際に、現地の子どもたちにバスケットボールとあわせてサッカーボールをプレゼントしたところ、フィリピンのサッカー協会が、ピースボールに「ぜひフィリピンにサッカーを広める手助けをしてほしい」とリクエスト。今回のコーチ派遣プロジェクトが発足した。
岩本は2月1日までフィリピンに滞在、コーチの派遣先となるマニラ北東部ヌエバエシハ州を訪れ、州知事、サッカー協会会長と打ち合わせを行うほか、現地の日本人サッカーチームを訪れ、協力を要請する予定。
また、コーチの派遣は今年6月からを予定しているが、これに先立ち、ピースボールでは3月にフィリピンを訪れるスタディツアーも企画中。ヌエバエシハ州の子どもたちとマニラ市内でサッカーを観戦するほか、フィリピンサッカーナショナルチームとの対戦なども予定している。
ピースボートスタッフが鹿児島大学にてイスラエル・パレスチナをテーマに講演
1月25日、ピースボートスタッフの高橋真樹(29)が鹿児島大学を訪れ、鹿児島大学政治学国際関係論自主ゼミが主催する「鹿児島大学平和問題ゼミナール」で、『パレスチナはいま〜"対テロ戦争"のゆくえ〜』と題した講演会を行った。
この平和問題ゼミナールは、鹿児島大学の学生だけではなく、他大学の学生や社会人もまじえて運営されており、NGO活動家やジャーナリストなどによる講演会も継続して行われている。
高橋は昨年、ピースボート洋上でのイスラエル人とパレスチナ人の若者の出会いを描いた『イスラエル・パレスチナ 平和への架け橋』(高文研)を出版。第8回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞した。今回の講演でも、イスラエル・パレスチナの歴史や現状を解説するとともに、著書に登場したエピソードを紹介。和平実現に向けての対話の必要性を訴えた。
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