イラクへの自衛隊派兵中止を求めるNGO緊急声明
 日本人外交官殺害事件発生という事態のなかで、これ以上日本政府がイラク市民の憎悪の的となっている米英軍中心の軍事占領に積極的協力を続けることは、政府関係者のみならず、民間人をも含め武装集団やテロ組織の標的となる危険性を確実に高めています。

 そして、自衛隊の派遣はその危険を決定付け、復興支援に従事する日本人NGO職員やボランティアを生命の危機に直面させることになるとともに、イラクでのNGOの復興支援活動に取り返しのつかない打撃をあたることは明らかです。

 私たち、ピースボートは、このような事態を受け以下の三点を日本政府に強く要求します。

1.イラクへの自衛隊派遣の中止と文民派遣による復興支援策の早急な検討と実行

2.米英連合軍中心の占領体制に対する協力停止と国連主導による復興支援体制確立への外交努力の開始

3.NGOの現地復興支援活動に対する全面協力と支援

2003年12月8日
ピースボート


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ピースボートセンターとうきょう・担当:中原
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