ピースボートでは、29日イラクで起きた邦人外交官の殺害事件を受けて、日本政府が本年度中に検討している自衛隊派遣に強く反対するため、12月2日(火)新宿アルタ前に「メールアクション特設会場」を設置して、道行く人に、直接「首相官邸のホームページ」に自衛隊派遣反対のメールを送る、街頭メールキャンペーンを行うことにしました。
これは、政府が年度内に検討している自衛隊派遣について、一般市民がどのような意見を持っているのか。また、パソコンや携帯電話という媒体で声をあげることで、多くの若者の声を政府に届けることができないかと考え、今回の緊急行動を考えました。報道では、この自衛隊派遣には少なくとも過半数が反対している結果が出ています。私たちは小泉首相に言いたいことがたくさんあります。
イラク戦争後、イラクでの日本人の死者が出たこと関し、予想はされていた事態ながら非常に強い憤りを感じます。私たちピースボートは、これ以上の犠牲者を出さないためにも、早ければ年内に予定されている自衛隊派遣について、その基本計画の見直しを求めると共に、自衛隊派遣こそが、ナショナルを背負わないNGOの人道支援そのものを困難にすると考え、今回の自衛隊派遣に反対する声明も同時に発信したいと考えております。 |