「北朝鮮の核問題」が、米国による軍事攻撃の可能性をはらみながら、緊迫を強めています。私たちピースボートは、韓国のNGOと協力して、一連の北朝鮮問題の「平和的解決」と北東アジア「非核地帯」設立をめざし、国連がその中心的な役割を担うよう、8月8日国連本部を訪問し、申し入れを行いたいと考えております。
北朝鮮に対する好戦的な論調さえ高まるなか、私たちは北東アジアの市民として、あくまで対話による危機の回避をめざします。そして、公正な国際条約に基づく「非核地帯」を設立し、北東アジア地域に市民主体の平和システムを作り上げることこそ、真の問題解決につながると考えています。
これは、現在地中海を航行中の「地球一周クルーズ」の一環としておこなわれるものです。リスボン〜ニューヨークの区間中、日韓のNGOや乗船者が討論を重ね、申し入れ文書をまとめてニューヨークで国連に提出するものです。北東アジアの市民の声を、国連と米国市民に広くアピールするという狙いです。
私たちピースボートは、1999年の「ハーグ平和アピール」市民会議以来、北朝鮮の反核平和委員会とのあいだで、北東アジアの非核化と平和に関する対話を続けてきました。現在も2名が訪朝中であり、その内容もニューヨークで発表いたします。
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