「イスラエル・パレスチナ・アメリカ」から緊急来日!!
もうひとつの海のロードマップを三者で提案


 今月6日、米国ブッシュ政権始動のもと、イスラエルとパレスチナ自治政府の「二国家共存」に向けた新和平提案ロードマップが合意されました。私たちは今回の合意を、肯定的にとらえていますが、同時にこの合意を、本当の意味で成立させるためにも、敵対するする両国の市民同士が、対話による「共存」と「和解」を確立するために、もうひとつのロードマップを提案する必要があると考えます。

  しかし、現在イスラエル、パレスチナ、アメリカの市民が、自由にそれぞれの立場を発言し、共存への道を話し合う機会は、全く閉ざされているのが現状です。そこで、私たちは第三国であり、どこの国にも属さないピースボート洋上にて、彼らが国籍や国益の枠組みを乗り越え、自由に討論ができる「場」を提供しました。彼らは、700名の日本の若者と14日(土)に東京・晴海港を出発する地球一周の船旅に参加、世界各地を訪問しながら共存の道を探ります。

  東京では靖国神社を訪問し、沖縄では米軍基地のある読谷村や、米軍海上ヘリポート建設予定地である辺野古を見学します。また。今回は例外的に、三人に対してアメリカ合衆国への入国ビザが発給されました。彼らはグランド・ゼロをはじめ、ピッツバーグの米国機追撃現場などを訪問します。

 ニューヨークで行われた、イラク戦争反対の50万人デモのあと、ニューヨークタイムズは、「世界にはふたつのスーパーパワーしかなくなってしまった。合衆国と市民社会だ」という名言を残しました。私たちは「国連」ではなく、「G8」ではなく、「EU」ではない、もうひとつのスーパーパワー=市民社会を確立するための、国際的な市民レベルの取り組みを開始します。そこで、日本来日を記念して以下の日時に記者会見を行います。
日時: 6月13日(金)12:00〜
場所: 靖国神社(東京都千代田区九段北3-1-1)
来日メンバー、プロフィール
ライアン・アマンドソン
米国出身、25歳。自分の兄弟が9.11テロ(ペンタゴン)で犠牲になる。その後、「テロに対する戦争」に根を持つ、国際紛争の平和的解決のために、米国にてNGO「ピースフルトゥモロー」を設立する。
ラマ・マリ
パレスチナ出身、24歳。ヨルダン川西岸地区ラマラの難民キャンプに生まれる。現在はビルゼード大学の学生。パレスチナの若者に、暴力ではない対話のメンタルケアをボランティアで行っている。
ダナ・ベーター
イスラエル出身、22歳。第二次インティファダーの真っ只中、イスラエル軍の兵役を体験する。その後、イスラエル国内でパレスチナ人との共存を目指すNGO「ピースナウ」に所属をしている。


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ピースボート事務局・担当:中原
(Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/ウェブサイトからのお問い合せはこちら)
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