戦禍のイラク 爆撃の悲劇を語る写真
フォトジャーナリスト広河隆一氏 帰国後初報告


 米英軍による攻撃勃発後からイラク入りし、爆撃下のバグダッドで取材を重ねたフォトジャーナリストの広河隆一氏が4月5日に帰国しました。

 広河氏は今年2月下旬にもイラクを訪れバグダッド・バスラに滞在。開戦前のイラクの様子を取材しました。その1ヶ月後、戦争が始まった直後に再びイラクへ飛び、変わり果てた市内を目の当たりにしたとのこと。

 いま、バグダッドが陥落し、勝利を掲げるアメリカ・そして「解放」を喜ぶイラク国民、といった映像や報道が繰り返される中、爆撃にさらされ多くの命と生活を失ったイラクの現実はどうなのか。市民生活の営まれる市街地にミサイルが落ち、破壊される市場や民家。日ごとに数十人の死者が報道されるが、その中身はつい3日前に会話を交わした隣人といった一般の人々、そして子どもたちであること。また、直接爆撃に当たらずとも、病院などでは停電や医療品の不足から日々死者が増え続けているということ。

 今回一時帰国した広河氏は、いち早くこの状況を伝えるために、緊急報告会を行います。ここでは、未発表の写真を初公開し、私たちのなすべきことについて意見を交わします。
広河隆一プロフィール
フォト・ジャーナリスト。パレスチナなど中東取材やチェルノブイリ原発事故の継続取材を重ねる。日本ビジュアルジャーナリスト協会世話人代表、チェルノブイリ子ども基金代表。日本写真協会年度賞、IOJ国際報道写真展大賞、講談社出版文化賞などを受賞。
今年、「写真記録パレスチナ」で土門拳賞を受賞した。
日時: 4月12日(土)18:30〜
会場: 日本教育会館8階第一会議室(千代田区一ツ橋3-6-2/Tel:03-3230-2833)
-都営新宿線/半蔵門線・神保町駅A1出口徒歩3分
-都営三田線・神保町駅A8出口徒歩5分
-東西線・竹橋駅北の丸公園側出口徒歩5分
共催: 日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)/ピースボート


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ピースボートセンターとうきょう・担当:チョウ
(Tel:03-3362-6307/Fax:03-3362-6309/ウェブサイトからのお問い合せはこちら)
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