ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MACでは、98年から行っているカンボジアの地雷被害者支援の一環として、今年のバレンタインデーである2月14日に向けて、日本全国からチョコレートを募集。そのチョコレートに地雷原に暮らす子ども達や地雷被害者への励ましのメッセージを添えて送ろう。というキャンペーンを企画いたしました。
いまだに、600万個ともいわれる地雷が残されているカンボジアでは、いまだに地雷被害者が後を絶ちません。とくに郊外の農村部では、政府からの援助もなく地雷原に囲まれて生活をしている人々が多く存在します。首都プノンペンから190キロはなれたポーサット州プテアルング村。この村は長年、ポルポト派の残党と政府軍との内戦が続き、多くの地雷が埋設された場所です。2002年5月、CMAC(カンボジア地雷行動センター)の協力により、このプテアルング村の地雷原に小学校が建設されました。その地雷原の地雷除去、学校建設にかかった費用は、すべてピースボートが日本全国で行った街頭募金によるものです。
今回はそのプテアルング村の子ども達にチョコレートを送ろうと考えています。彼らは地雷被害だけではなく、失業、貧困、エイズなどの多くの問題をかかえています。その多くの子供たちは、ようやく学校で教育を受けることができるようになり、彼らは同じアジアの日本には大きな関心を持っています。そこで、遠く海の向こうの日本からカンボジアへ、メッセージ付チョコレートを送り、地雷原に建った学校にそれらを届けようと思います。ひとつのチョコレートがカンボジアという国と向き合うきっかけになればと思い、多くの方の参加を呼びかけたいと考えております。
そこで以下のとおり、メッセージ付チョコレートを日本全国から、広く募集したいと思います。集まったチョコレートは3月下旬から計画している、現地訪問ツアーのなかで直接届けたいと考えております。
なお、記事を掲載していただく場合には、現地写真の貸し出しもおこなっています。 |