ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MAC・バレンタイン作戦2003
義理チョコではなく義援チョコを!
〜カンボジア・アフガニスタンの子どもたちを応援しませんか〜


アフガニスタンをはじめ、地球上には1億を超える地雷が埋まっているとされます。地雷は相手を殺すための通常兵器とは異なり、相手を傷つけ傷害を負わせることを目的に作られました。「貧者の兵器」とも呼ばれ、およそ3ドル程度で製造が可能なうえに、多量に製造でき埋設できるということから、世界中の紛争国で使用されてきました。地雷の最大の問題は、被害に遭うのも子供や女性が圧倒的に多いということです。

「20分に1人」地球のどこかで地雷の爆発音が聞こえます。ピースボートでは98年から、カンボジアをはじめとした地雷埋設国の撤去機関に、「P-MAC」基金を送り続けてきました。P-MACはピースボート地雷廃絶キャンペーンの略で、100円玉一枚で1平方メートルの土地の地雷撤去ができるという、カンボジアでの経験に基づき、地雷撤去募金「地雷をなくそう100円キャンペーン」をおこなっています。この募金活動ではすでに20万人以上の協力をいただき、おかげさまでカンボジアには、地雷が撤去され安全になった土地に2002年4月、学校が建設されました。

ピースボートではこの地雷の非人道性を訴え、1日も早く地球上の全ての大地が裸足で走れるように、また日本国内での地雷廃絶への関心が高まるように、以下のようなキャンペーンを企画いたしました。
「カンボジア・アフガニスタンの子供たちにメッセージ付きチョコレートを贈ろう」
1. バレンタインキャンペーン期間中に、店頭で「メッセージ付きチョコレート」を募る
2. チョコレートの提供はデパート側。(販売促進はピースボートボランティアスタッフがお手伝いします。)
可能ならば、定価+100円(地雷撤去資金)を売価とする。
3. 集まったチョコレートは、各国の言語に翻訳してカンボジア、アフガニスタンに届ける。(3月下旬を予定)
4. 100円募金を同時におこない、集まった募金でカンボジアの地雷を撤去して小学校が建設される予定。
5. 届けた後、各国の受け入れ団体を通じて、協力者には報告を行う。
この一連のキャンペーンには、メディアの同行取材を検討しており、「(仮)海を渡ったチョコレート」として、2003年夏に民放にてオンエアする予定です。

ただいま、ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MACでは、上記のキャンペーンに協力してくださる百貨店、デパートを探しております。98年は長野オリンピック期間中だったこともあり、JR長野駅前のながの東急さんにチョコレートと場所の提供をしていただきました。

昨今、急速に市民社会でのNGOの役割に、注目が寄せられています。カンボジアやアフガニスタンなどの、戦争や飢餓で破綻した国家の復興には、もはやODAなどの政府間援助だけでは、立ちゆかなくなってきているのは、ここ数年起きている世界情勢をみても明らかです。また、このような企業とNGOとが協力しての国境を越えた支援活動などは、ヨーロッパなどでは日常的におこなわれています。しかし、現在の日本ではまだまだこれから、その関係をつくりあげていかなければなりません。是非、このような活動に興味をもたれ、国際貢献に一役買っていただける、協力団体を現在広く募集しております。


このリリースへのお問い合わせは...
ピースボート東京事務局(Tel:03-3363-7561)担当:松本まで
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