PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.144 12月29日号
先週のピースボート
UPAスタッフがベトナムでストリートチルドレン施設を訪問
 12月17日から5日間、UPA国際協力プロジェクトのスタッフ12名が、ベトナム中部のダナンとフエにある、ストリートチルドレンの支援施設を訪問した。
 現在航行中の第40回ピースボートは、17日にダナン港に入港。ここで一時下船した5人のスタッフが、日本から空路でベトナム入りした7人のスタッフと合流。元日本の小学校教師の小山道夫さんらの支援によって設立された「フエ子どもの家」、現在ダナンで唯一のNGOである「ダナンストリートチルドレンプログラム」、ダナンにある政府系のストリートチルドレン支援施設「愛の家」の3つの施設をそれぞれ訪問した。フエ子どもの家とダナンストリートチルドレンプログラムには、これまでの訪問時にも、机や椅子、車椅子、消防車や浄水器などの支援物資を届けてきており、その使用状況の確認も今回の訪問の目的のひとつだった。
 スタッフの報告によれば、これまでに届けた物資は有効に活用されているとのこと。また、現場からは、ごみ収集車、消防車などの支援物資の要望もあがっており、UPAでは今後のクルーズでの支援に向け、さらに調査などを進めていく。


今後のピースボート
ピースボートスタッフがアジア社会フォーラムに参加
 1月2日からインドのハイダラバードで開催される「アジア社会フォーラム」に、ピースボートスタッフの山本奈美、琴玲夏、塩谷伸一、中村佐知江が参加する。
 近年、多国籍企業の利益を最優先させ、弱者を切り捨てることにもつながる新自由主義的なグローバリゼーションの高まりの中、それに異を唱え、別の形での国境を越えたつながりを通じて貧困や人権弾圧といった問題解決に取り組んでいこうという動きが世界中で起こっている。それに伴い、昨年、そして今年の1月にはブラジル・ポルトアレグレで「世界社会フォーラム」が開催され、世界中から集まったNGOや労働組合のメンバーなどが数万人単位で集った。
 今回のアジア社会フォーラムはその地域フォーラムで、約7000人の参加が予測されている。8日までの会議中、4名はワークショップなどに参加し、アジア各地から集まるNGO活動家らと意見交換を行う。

P-MACが「地雷廃絶バレンタインキャンペーン」展開――協力の企業を募集
 世界各地への地雷撤去支援を続けている、ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MACが、2003年のバレンタインデイを前に、「義理チョコではなく義援チョコを」と題したキャンペーンを企画、協力いただける企業などを募集している。
 2月14日のバレンタインデイ前に、デパートなどの店頭で「義援チョコ」と題したバレンタインチョコレートの販売を行い、購入した人にはメッセージも書いてもらう。メッセージは現地の言葉に翻訳した上で、チョコレートとともにカンボジアやアフガニスタンの子どもたちに届ける、というのがこのキャンペーン。店頭ではチョコレートの販売と平行して、地雷撤去資金を集める「100円募金」も実施、チョコレート販売収益の一部とこの募金は、カンボジアで主に小学校の敷地内などの地雷撤去資金として活用される予定だ。チョコレートとメッセージ、基金を現地へ届けたあとは、協力していただいた方々にも報告を行う。また、マスコミの同行取材も企画されている。
 現在、P-MACでは、このバレンタインキャンペーンに際し、店頭での「義援チョコ」の販売に協力いただける企業を募集している。お問い合わせはピースボート東京事務局P-MAC(TEL:03-3363-7561、担当:松本)まで。

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