PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.143 12月18日号
先週のピースボート
第40回ピースボート「地球一周の船旅」が出航
 12月10日、東京・晴海港から、第40回ピースボート「地球一周の船旅」オリビア号が出航した。前日の東京は、12月としては記録的な大雪。この日は雪こそ止んだものの、強い寒気はとどまったまま。あちこちに前日の雪が残る中での出航となった。
 出港式では、ベトナムまで乗船の水先案内人、作家の灰谷健次郎さんらが挨拶。また、世界各地に援助物資を届けるUPA国際協力プロジェクトなど、ピースボートの各プロジェクトが、今クルーズでの活動内容をアピールした。
 翌11日には、オリビア号は神戸港に入港。新たな乗船者を迎え、総勢517名が地球一周の旅へと出発した。ここからアジア、アフリカ、南米、南太平洋をめぐり、来年3月14日に同じ晴海港に帰港予定だ。

ピースボートスタッフが平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞
 ピースボートスタッフの高橋真樹(29)が、ピースボート洋上でのイスラエル、パレスチナ双方の若者の出会いを描いた著書『イスラエル・パレスチナ 平和への架け橋』が、第8回平和・協同ジャーナリスト基金賞の奨励賞を受賞し、12月6日、都内でその授賞式が行われた。
 平和・協同ジャーナリスト基金は、平和や市民同士の協同に向けて活動するジャーナリストを支援することをめざし、1995年に設立された。その資金は、すべて一般からの基金で運営されており、『「平和」と「協同」に関する優れた作品を発表したり、業績を残した』と認められたジャーナリストに「平和・協同ジャーナリスト基金賞」を贈呈されている。
 高橋の作品は、2001年の第33回に国際学生として乗船したことをきっかけに、現在もともに平和運動に取り組んでいるふたりの若者、パレスチナ人のラミ・ナセルディンとイスラエル人のケレン・アサフの洋上での出会いを描いたもので、「平和を考える上での示唆を与えてくれる」と、審査員全員一致での推奨を受けたという。


今後のピースボート
ピースボート専属カメラマン・牛島有による写真展開催
 12月15日から28日まで、大阪・梅田のハービスプラザで、ピースボート専属カメラマン・牛島有による写真展「地球で遊ぶ。地球に学ぶ。」が開催されている。
 牛島有は、1994年にピースボートの地球一周クルーズにボランティアスタッフとして乗船。以来、独学で写真を学び、現在はピースボート専属カメラマンとしても活躍している。今回の写真展では、ピースボートがこれまで世界をめぐってきた中で出会ったひとや大自然の表情をとらえた約50点の写真が展示される。お問い合わせはピースボート大阪事務局(TEL:06-6456-4157、担当:日高)まで。

〜ピースボート写真展〜
地球で遊ぶ。地球に学ぶ。
開催期間 2002/12/15(日)〜12/28(土)
時間 11:00〜20:00
会場 ハービスプラザ3F(大阪駅桜橋口5分、ホテルリッツカールトン下)
入場無料

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