来日中のパレスチナ人5名がピースボートスタッフとともに外務省を訪問
10月4日、ピースボートの招待により来日中だったパレスチナ人5名が、ピースボートスタッフらとともに東京・港区の外務省を訪問、中東一課イスラエル・パレスチナ担当者と会談した。
ピースボートは、昨月末に韓国・釜山で開かれたアジア競技大会のサッカー予選日本対パレスチナ戦に合わせ、パレスチナのサッカー少年らを招待。ピースボートに乗船した経験を持つ、NGO「パレスチナ・ビジョン」代表のラミ・ナセルディンはじめ5名が釜山で日本対パレスチナ戦を観戦することができた。5人はそのまま日本に残り、この日の外務省訪問となったもの。
会談では、中東和平に向けての日本政府の積極的な平和介入を求めるとともに、邦人のパレスチナ自治区内入国拒否などが頻発している現状を受けて、イスラエル政府に対し渡航の自由の遵守を要請するよう訴え。さらに、日本のODA(政府開発援助)によって建てられた学校などが、イスラエル軍の空爆で多数破壊されていることから、その補償をイスラエル政府に求めるなどの働きかけをするよう求めた。
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