アジア競技大会サッカー予選に「パレスチナ応援団」派遣
9月28日、韓国・釜山の梁山競技場で、アジア競技大会サッカー予選の日本対パレスチナ戦が開催され、ピースボートが結成した「パレスチナ応援団」50名が、パレスチナから招待した4人のサッカー少年たちとともに応援を繰り広げた。
これは、イスラエルの軍事侵攻が続く中、子どもたちが安心してサッカーをできる状況にもないパレスチナを、スポーツを通じて応援しようと、ピースボートが立ち上げたキャンペーン。前日に来日した子どもたちは、ピースボートスタッフらとともに釜山入り。ピースボートに国際学生として乗船した経験を持つ、NGO「パレスチナ・ビジョン」のラミ・ナセルディンさんもこれに同行した。
当日、競技場の観客席には、この日のためにピースボートスタッフらが作成した、25メートルx15メートルという巨大な「パレスチナ旗」が登場。同じく手作りの小さなパレスチナ旗を振りながら、代表チームに大きな声援を贈った。
韓国のNGOスタッフがピースボート訪問 日本のNGO活動状況調査に
9月29日、韓国のNGOメンバー約20名がピースボート東京事務局を訪問、ピースボートの運営方法や活動内容などについて、スタッフの説明を受けた。
来訪したのは、「大田女性民友会」「平和を創る女性会」など、韓国のNGOネットワーク「市民社会団体連帯会議」に所属するNGOのスタッフら。日本におけるNGOの活動状況などを調査するための「海外研修プログラム」の一環としてピースボートを訪れた。
ピースボートスタッフが大東文化大学での平和会議に参加
9月28日、東京都内の大東文化大学で開催された「Peace as a Global Language Conference」にピースボートスタッフのステイシー・ヒューズが参加、ピースボートの活動についてのプレゼンテーションを行った。
この会議は、全国語学教育学会を初めとするいくつかのNGOの呼びかけによって開催されたもの。28、29日の2日間に渡って、語学教育者、大学教授、NGOスタッフなどが、平和や人権、環境問題、グローバリゼーション、紛争解決、外国語教育、国際理解などのテーマに沿ってワークショップや講演を行った。
ヒューズは、「旅行というと単に『休み』と考えてしまいがちだけれど、ピースボートの旅はちがう。世界をめぐりながら、その文化や社会を学ぶと同時に、平和や環境、人権といった問題についても考える平和教育の場でもある」などと述べ、ピースボートの活動の意味について語った。
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