東京・新宿アルタ前で「在日朝鮮人への嫌がらせをやめて」とアピール
ピースボートは9月19日(木)正午、東京・新宿駅アルタ前と大阪駅前にて「『在日朝鮮人への攻撃をやめて』新宿緊急アピール」をおこなった。
このアピールは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致事件の被害者8名の死亡が伝えられて以降、全国各地で在日朝鮮人への悪質な嫌がらせが発生していることを受けて、急遽おこなったもの。これには、在日韓国青年連盟(韓青連)・在日朝鮮人留学生同盟など、在日コリアンの団体からの有志も参加し、東京と大阪の二つの都市であわせて約80名がこのアピールに参加した。
このアピールの前日、ピースボートは、「拉致事件の事実に抗議し、事件の真相究明を求める」という内容のコメントを発表している。このアピールではこれに加え、国内で多発しているチマ・チョゴリを着た女子生徒や朝鮮学校などへの嫌がらせなどについて「昨年の9.11の直後に各地で起きたアラブ系の人々に対する攻撃と全く同質のもの」としてつよく抗議。アルタ前の広場で、道ゆく人々にビラを配りながら、1日も早い日朝国交正常化と双方の市民の「和解」を求めるとともに、このような嫌がらせをただちに止めるよう訴えた。
カンボジアに贈った募金による地雷撤去が進む
ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MACは、1998年から『カンボジアから地雷をなくそう100円キャンペーン』と題して全国で地雷撤去募金をおこなっている。このほど、カンボジアに贈った募金によって、また新たな土地の地雷撤去が完了したという報告がカンボジアで地雷撤去をおこなう政府機関「CMAC(カンボジア地雷行動センター)」からはいった。
これは、5月に開校したプルサト州プテアラン村の小学校完成に続くふたつめの報告。今回地雷撤去が完了したのは、そのプテアラン村からほど近くの同州ストエントメイ村の小学校周辺の一区画を含む23,460平方メートル。報告によると、この校舎はもともと地雷原の真ん中に建っており、子どもたちは毎日そこを通り抜けて学校に通っていたという。今後、CMACからさらに詳しい報告書や写真が届き次第、順次ピースボートのホームページなどでも報告していく予定だ。
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