PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.130 9月4日号
先週のピースボート
ピースボートスタッフらがWSSDでアピール――「軍事費を持続可能な社会に向けての費用に」
 9月4日まで南アフリカ・ヨハネスブルグで開催中の「持続可能な開発のための世界サミット(WSSD)」において、ピースボートスタッフのポール・メイソンらが、「世界で軍事費として使われているお金を、持続可能な社会の実現に向けて使うべき」と訴え、国連の平和メッセンジャーを務めるジェーン・グッドオールさんに、世界の年間軍事予算合計である8500億ドル分の模擬小切手を手渡した。
 WSSDでは、「平和」「教育」などのテーマ別に分かれてのディスカッションが開催されており、この模擬小切手を提出したのは、「平和」をテーマとしたディスカッションを行っていたグループ。その一員として加わっていたメイソンは、「年間8500億ドルが軍事費として使われているいっぽうで、国連全体を運営するための資金は年間わずか500億ドル。この壮大な無駄遣いは、このサミットを通じて私たちが達成しようとしている『持続可能な社会』を危うくするもの」などと訴えた。
 小切手を受け取ったグッドオールさんは、このアピールを歓迎し、「軍事費が持続可能な社会実現に向けての費用に転換される。それが近い将来に実現することを望みます」などと述べたという。


今後のピースボート
Be-In 9.11にチームスペースが参加
 9月11日、東京・明治公園で開催される「Be-in 9.11 Wed」に、チームスペースが参加する。
 「Be-in(ヒューマン・ビーイン)」は、1960年代にアメリカ西海岸で始まった平和ムーブメント。ベトナム反戦運動の盛り上がりの中で全米中に広がった。今回は、いくつかのNGOなどの呼びかけにより、「9.11から1年」をテーマに、11日に東京で、27日にロンドンで、そして来年2月1日にサンフランシスコで連続開催される。
 チームスペースはここでブースを出展するほか、世界各地で披露してきた「平和」をテーマとしたパフォーマンスも実施。昨年9月11日からの自分たちの活動についても、ビデオなどを使って報告する。

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