東京・新宿でイスラエル軍事行動への反対アピールを実施
7月28日、ピースボートは東京・新宿にて、イスラエルのパレスチナでの軍事行動に反対する緊急アピールを行った。
イスラエル軍によるパレスチナへの攻撃はさらに激しさをましており、今月23日には、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザを爆撃。「テロリストを狙った」というイスラエル軍の説明とは裏腹に、幼い子どもたちを含む一般住民160名以上が死傷した。これに対し、パレスチナ武装グループ「ハマス」もイスラエルへの報復攻撃を宣言するなど、最悪の事態を引き起こしている。
ピースボートは今年3月から、パレスチナの平和を訴えるデモ行進「ピースウォーク」や、イスラエル大使館前での抗議行動など、さまざまな形でのアピールを続けてきている。この日も、新宿駅東口のアルタ前にて、「チームスペース」によるパフォーマンスなどをまじえながらアピール。「暴力は憎しみの連鎖しか引き起こさない」と訴えた。
メキシコ・アカプルコで「人権集会」を開催
現在航行中の第39回ピースボート「地球一周の船旅」で、メキシコ・アカプルコに寄港した7月21日、アカプルコ市内にて、先住民族への人権弾圧の事実を訴える「人権集会」が開催された。
アカプルコが属するゲレロ州は、メキシコの中でも特に人口に占める先住民族の割合が高く、同時に貧困層が多い地域のひとつとして知られる。政府による先住民族の人権弾圧もいまだ厳しいというが、その事実はメキシコ国内でもほとんど報道されることがないという。
この日の集会では、虐殺を逃れて生きのびた生存者や、家族が政府によって「政治囚」として捕らえられたという人たちなどが集まり、それぞれの体験について証言。「虐殺に関わった軍人らは、きちんと裁かれるべき」などと訴えた。5時間以上にわたる長時間の集会ながら、会場にはピースボート参加者も100人以上が集まり、証言に耳を傾けた。
また、この様子は、翌日の現地の新聞などでも大きく報道された。発言詳細などは、ピースボートのホームページでも公開していく予定だ。
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