ピースボートが有事法制に反対する「NGO非戦ネット」立ち上げに参加
7月4日、日本ボランティアセンター、CHANCE!、シャプラニール、地雷廃絶日本キャンペーンなどのNGOでつくる「NGO非戦ネット」の立ち上げイベント『有事ってなんのこと?〜何が起ころうとしているのか』が東京・新宿のライブハウスLoft+1で開催され、ピースボートスタッフの高橋真樹が参加した。
「NGO非戦ネット」は、「有事法制をはじめとする、世界中で起こっている軍事化と戦争への動きに反対しよう」という呼びかけに賛同したNGOでつくるネットワーク。立ち上げを発表する記者会見に続いて開催されたこのイベントでは、各NGOのメンバーによる、イラン、アフガニスタンなどの現場報告が行われ、高橋もピースボートが和平支援に取り組むイスラエル/パレスチナについて報告した。また、チェルノブイリ原発事故を扱った映画『アレクセイの泉』が上映されるとともに、その監督の本橋成一さん、作家で『非戦』(坂本龍一監修)の発行にも携わった星川淳さんらを迎えてのトークライブも行われた。
非戦ネットでは今後、NGO間のネットワークを利用して、協力しながら「非戦」へのアピール活動を続けていく。
国後島での陸上行動プログラムを発表
ピースボートは7月5日、今夏に実施する第38回夏休みピースボートの船旅において、国後島で実施する陸上行動プログラムの内容を発表した。
第38回クルーズは8月15日に出航し、同27日に国後島を訪れる予定となっている。現地では、地元の人たちの家でのホームステイ、「ムネオハウス」の名で有名になった友好の家に宿泊し、現地の人たちと「人道支援」や日ロ関係について話し合うプログラム、世界的にも貴重だとされている国後島の豊かな自然を体験するプログラムなどを実施する。プログラムの申し込みは7月20日(土)まで受け付ける。
ピースボートスタッフが安全保障に関するシンポジウムに参加
7月8日、東京・文京区民センターにて、「21世紀・日本の進路研究会」主催によるシンポジウム「21世紀の日本の進路〜日米安保条約を日米平和友好条約に〜」が開催され、ピースボートスタッフの櫛渕万里がパネリストの1人として参加した。
安全保障と日米安保条約を問い直すことを目的としたこのシンポジウムには、約200人が来場。ほかにパネリストとして、元防衛庁官房長の竹岡勝美さん、元参議院議員の竹田四郎さん、元インド大使の野田英二郎さん、前沖縄県副知事の吉元政矩さんらが参加し、それぞれの立場からみた「安全保障」についての意見を述べた。櫛渕は、「世界の人たちと信頼関係をつくっていくことこそが、安全保障への道ではないか」と発言。ピースボートの活動の中で朝鮮民主主義人民共和国や国後島を訪れた体験もまじえながら、「日米二国間の安全保障ではなく、多国間の話し合いが必要だ」などと述べた。
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