PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.120 6月26日号
先週のピースボート
オリビア号がロンドン・タワーブリッジを通過
 6月18日、英国・ロンドンに入港中だったオリビア号は、テムズ川にかかるタワーブリッジを通過し、次の港アムステルダムに向けて出港した。
 タワーブリッジは、船が通過する際には、橋の中央が跳ね上がる可動式の橋。しかし、客船の大型化とともにタワーブリッジを通過する船は減少する傾向にあり、現在は橋が上げられるのは年に数回程度だという。このため、オリビア号の通過はロンドン市民の間でも一大イベントに。船が橋の下をくぐると、テムズ川の両岸に詰めかけた人たちからも大きな歓声が上がった。

第37回クルーズ乗船中の国際学生らが英国外務省を訪問
 6月18日、第37回クルーズに乗船してロンドンを訪れた国際学生らが、ロンドン市内にある英国外務省を訪問、職員らと会見した。
 ピースボートの「地球大学」や「国際学生」のシステムに興味を持った英国外務省職員から、「ロンドンに来るならぜひ外務省訪問を」とのリクエストがあり、この日の会見が実現したもの。パレスチナ人のヤザン・アルカリリら6名の国際学生は、ピースボートスタッフとともに外務省を訪問し、省内を見学したあと、英国政府が取り組む国際紛争解決などの政策についてのレクチャーを受けた。

ロンドンで「NGOフォーラム」を開催
 6月17日、ロンドンに寄港中だったオリビア号船上で、現地のNGOメンバーや平和活動家などを招いての「NGOフォーラム」が開催された。
 ロンドンは、世界的規模で活動する国際NGOの本部がいくつも置かれていることで知られる「NGOのメッカ」。そこで、今回ピースボートが国連との特別協議資格を得たことをきっかけに、ネットワーク作りをしていこうと、今回のフォーラムが企画されたもの。
 オリビア号には、フェアトレードに取り組むNGO「OXFAM」、環境NGO「地球の友」メンバーなど、約80名が来訪。オリビア号の船内を見学し、ピースボートの活動についての紹介が行われた。

ピースボートスタッフが東京都北区の小学校で講演
 6月20日、ピースボートスタッフの田所千恵と志村洋一が、東京・北区の西ヶ原小学校に招かれ、ピースボートの活動に関する公開授業を行った。
 今回、スタッフふたりの「生徒」となったのは、西ヶ原小6年1・2組の子どもたち。西ヶ原小学校の子どもたちは、以前から地雷問題などについて勉強していたとのことで、子どもたち田所がP-MAC地雷撤去支援キャンペーンについて、志村がUPA国際協力プロジェクトの活動について説明すると、「もっと地雷について知りたい」などの活発な質問が出た。


今後のピースボート
P-MACが「埼玉スタジアム開放デー」でアフガニスタンへの募金活動を
 6月29日、埼玉県さいたま市の埼玉スタジアム2002で、埼玉県民を対象に開催されるイベント「埼玉スタジアム開放デー」にP-MACが参加、アフガニスタンの地雷撤去支援募金キャンペーンを行う。
 このイベントは、埼玉県の子どもたちを中心とする県民にスタジアムが開放され、フィールドなども特別に見学できるというもの。W杯の試合が行われた際の装飾などもそのままで、試合に使われた芝生の一部なども販売されるという。
 P-MACはここで、現在進めている、アフガニスタンの地雷原から地雷を撤去し、サッカー場を建設しようというプロジェクトのための募金活動を行う。

他NGOと共同で有事法制反対アピールのイベントを開催
 7月4日、「NGO非戦ネット」による、有事法制への反対アピールトークライブ『有事ってなんのこと?〜何が起ころうとしているのか』が開催される。
 「NGO非戦ネット」は、ピースボート、日本ボランティアセンター、CHANCE!などのNGOが、「世界中で起こっている軍事化と戦争への動きに反対しよう」と結成したネットワーク。今回のイベントでは、チェルノブイリ原発事故を扱った映画『アレクセイの泉』上映、作家で『非戦』(坂本龍一監修)の発行にも携わった星川淳さん、環境NGOなどで活躍する田中優さんらを迎えてのトークライブが行われる。

日時 7月4日(木)16:30〜『アレクセイの泉』上映、19:00〜トークライブ
場所 新宿Loft+1(新宿駅下車徒歩5分)
チャージ 1,100円(ワンドリンクつき)
お問い合わせ 非戦NGOネット事務局(日本国際ボランティアセンター内)まで
TEL:03-3834-2388(担当:谷山)

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