PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.118 6月12日号
先週のピースボート
東京・代々木公園で「東アジアW杯共同観戦デー」を開催
 ピースボートは6月4日、他NGOと共同で「歴史認識のためのW杯共同観戦デー」を、東京・原宿の代々木公園で開催した。
 これは、W杯初出場の中国をはじめ、日本、韓国の東アジア3ヶ国が出場する試合が開催されるこの日を、アジアの歴史認識を深めるきっかけにしようと、「歴史的な一日を、『歴史を考える一日』に」を合い言葉に、ピースボート、在日韓国青年連合、MAGO-SEN、歴史アジアネットワークJAPANの4つのNGOが共同で開催したもの。合間合間に各NGOからのアピールを挟みながら、公園内の野外ステージに特設したスクリーンで、15時半からの中国対コスタリカ戦、18時からの日本対ベルギー戦、20時半からの韓国対ポーランド戦をそれぞれ放映。日本人、中国人、韓国人、そのほかさまざまの民族が入り交じった約3000人の来場者が声援を送った。

ピースボートスタッフがパレスチナ自治区でアラファト議長と会見
 5月31日、イスラエル・パレスチナに滞在中だったピースボートスタッフの吉岡達也が、ヨルダン川西岸ラマラにあるパレスチナ自治政府の議長府を訪れ、アラファト議長と会談した。
 吉岡は、現在航行中の第37回クルーズ乗船者有志による「パレスチナ訪問団」の準備のため現地入り。しかし、31日早朝にテルアビブ空港に到着した訪問団メンバーが、イスラエル入官によって入国を拒否され、強制的に出国させられたことから、一行のパレスチナ訪問が不可能となった。このため、吉岡は単身現地に残り、現地NGOメンバーらと行動をともにしていた。
 アラファト議長は、訪問団のメンバーがパレスチナ入りできなかったことに対して、「非常に残念だ。イスラエルが非民主的な国であることの証明になると思う。ピースボートのメンバーには、またパレスチナを訪れてほしい」などと語った。また、日本政府に対しても、「経済的援助だけでなく、多角的な支援を望みたい。日本はアジアのリーダーであるだけでなく、世界のリーダー的存在になるべきだ」と述べたという。

ピースボートスタッフが環境開発サミット最終準備会合に参加
 5月27日から6月7日まで、インドネシア・バリ島にて、「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(環境開発サミット)の最終準備会合が開催され、ピースボートスタッフのハナ・ヨンゲピアーがこれに出席した。
 この会合は、今年8月に南アフリカのヨハネスブルグで開催される環境開発サミットに向けての準備会議。各国の政府代表のほか、世界各国のNGOスタッフ約2000名が参加した。

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