PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.100 1月21日号
先週のピースボート
日本のアフガン難民の現状を訴え
 21日に東京・品川で始まった「アフガン復興支援国際会議」に先だって、「国内におけるアフガン難民の取り扱いをただせ」と、ピースボートが都内の弁護士や平和活動団体らとともに提言活動を行った。
 復興支援国際会議の共同議長をつとめる緒方貞子氏には、アフガン空爆の停止、難民の人権擁護などを訴えた提言を書面で伝えた。
 日本政府は、アフガン復興への5億ドルにものぼる巨額を提供することを決定しながら、昨秋に来日して難民申請を求めたアフガニスタン人を拘留し、暴行を加えているという情報があり、有志の弁護士などが人権蹂躙だとして批判していた。

地雷を撤去してサッカー場をつくろうプロジェクト開始
 世界中の地雷撤去活動をサポートするピースボートの「P-MAC地雷撤去キャンペーン」が、アフガニスタンの地雷原から地雷を撤去して、復興の証としてサッカー場をつくろうというキャンペーンを開始した。これは、98年から継続している「100円キャンペーン」の一環で、1平方メートルの地雷原から地雷を撤去するコストが約100円(アフガニスタンでは約150円)であることから始まった呼びかけで、これまでにカンボジアの地雷原を整備し、小学校を作った実績を持っている。
 今回は、毎週土曜日の午後に東京・新宿を中心に街頭での募金活動を続けていく。問い合わせは、ピースボート東京(担当:中原、松本)まで。


今後のピースボート
大阪で京都大学助教授・岡真理さんの講演会を開催
 2月9日(土)、ピースボートは、大阪市内・ハービスプラザにて、京都大学助教授の岡真理さんによる講演会『テロと空爆〜なぜか遠いパレスチナ人の死』を開催する。
 岡さんは、アラブ文学を専門とする研究者。9月のNY同時多発テロ事件や、その後のアフガン空爆などについても、長くイスラム社会を見つめてきたという立場から、積極的な発言を行ってきた。今回の講演会では、テロ事件とアフガン空爆について、そしてそこから透けて見える、私たちが世界を見つめる視点について語っていただく。
 
講演会『テロと空爆〜なぜか遠いパレスチナ人の死』
日時 2月9日(土) 17:30〜19:30
場所 ハービスプラザ3F セミナールーム(JR大阪駅桜橋出口徒歩3分)
入場料 無料
お問い合わせ ピースボート大阪事務局(TEL:06-6456-4157、担当:河村、森本)

ピースボートスタッフがブラジルで開催の「世界社会フォーラム」に参加
 2002年1月31日から6日間、南米・ブラジルのポルト・アレグレ市で開催される国際会議は、「世界社会フォーラム」に、ピースボートスタッフの山本奈美、マリア・デ・ラ・フェンテが参加することが決定した。
 この会議は、毎年世界の政財界の首脳らが集結し、「世界経済の動きを決める」ともいわれる、スイスでの「ワールド・エコノミー・フォーラム(ダボス会議)」に対抗する形で、昨年初めて開催されたもの。世界からNGO、労働組合などのメンバー12,000人以上が集まり、「反グローバリズム」の視点からの討論を行った。2回目となる今回は、10万人以上の参加も見込まれており、ピースボートにとっては、今年ブラジル・リオデジャネイロで開催される環境会議「リオプラス10」に向けてのネットワーク作りの場となることも期待される。

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