ピースボートは、8月27日午前7時(現地時間午前9時)に国後島沖合に船を停泊させ、日本時間・午前8時20分予定通り国後島への上陸を開始しました。今回のスケジュールは今年4月の時点で受け入れ団体であるサハリン州・国際・対外経済関係・地域交流委員会との間に合意されたもので、一泊二日の予定通りのスケジュールとなります。
国後沖に停泊しているチャーター船・オリビア号からの情報によると、下船は天候にも恵まれ、非常にスムーズにいき、この様子では午前10時(現地時間正午)には、全参加者がユージノクリリスク(古釜市)にはしけを使って上陸。日本人をはじめ、韓国、朝鮮、ドイツ、アメリカそしてアイヌを含む史上初の530名によるビザなし渡航の実現となります。
上陸した一行は、それぞれのグループに分かれ、国後の人々の生活に触れるホームステイや学生交流などを通じて日ロ市民交流を深めるほか、疑惑の渦中にある、発電所や日本とロシア友好の家(通称ムネオハウス)を全参加者が訪問。管理人をはじめ市民に、日本政府による人道支援の実態を聞き取り調査すると共に、今後の領土問題の平和的解決法も現地の人々と話し合いを持つことを予定しております。そして、ジャーナリストや専門家を含む70名がムネオハウスに宿泊。さらなる検証を行います。
この調査報告に関しては、帰国後の記者会見にて発表を行いたいと考えております。
マスコミ関係の方で、現地への取材を依頼される方は、連絡をいただければ、可能な範囲で情報を提供したいと考えております。ただし、国後島への連絡に関しては、通信ができる場所が限られている(地理的に)ため、時間と場所に制限があることはあらかじめご理解ください。また、動画が必要な場合は、その手配も行いたいと考えております。
いずれにしろ、このまま参加者は一晩を国後島で過ごし、明日8月28日9時(現地時間11時)に国後島沖を離れ、一路東京は晴海港に向かいます。東京への帰国予定は、30日16:00を予定しておりますが、当日の潮の関係で、入港時間については前後することがあります。(詳しい時間については、お問い合わせ下さい)
帰国記者会見のご案内 |
日時: 8月30日(金)17:00より
場所:東京晴海客船ターミナル会見会場にて |
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